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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エロサバ」

海外出張にレザーのブルゾンが手放せない理由とは?

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辿り着いた究極の海外出張スタイルはレザーでした

前回は海外出張時のスーツの着崩し方をご紹介しましたが、今回は海外出張に行く時のスタイルをご紹介します。詳細は、リンクを貼っておきましたので、まずはそちらをご覧になってください。

アイテム

レザー/エンメティ
Tシャツ/ジェイムスパース
パンツ/ジェルマーノ
シューズ/パトリック
腕時計/グランドセイコー
メガネ/モスコット
バッグ/ブルネロ クチネリ
(すべて干場私物)

本当にお恥ずかしいお話しなんですが……。12年前ぐらいはイタリアに出張に行く時、3ピースのスーツにネクタイをして行っていたんです。信じられないでしょ?(笑)。成田—ミラノ間の12時間を機内で過ごすのに3ピースのスーツだったんですよ。

フルオーダーしたスーツだとはいえ、機内ではあまりに苦しすぎて、5回ぐらい気絶してました。よくもまぁ、そんな窮屈なスタイルで行ってたな〜と我ながら感心しますが、当時はイタリアでお洒落をしたくて仕方がなかったんですね。

でも、時を経て12年後。

いや〜、本当にラクチンなスタイルになってしまいました(笑) というのが今回のスタイル。長年の研究の結果、長時間の出張に耐えられる一番楽なスタイルのキーアイテムはTシャツでした(笑)。

欠かせないのが、機内で寒くなったときに着る用のレザーライダーズ。いや〜、このエンメティのライダーズは本当に使える。軽くて、しなやかだし、なんといっても、ぐちゃぐちゃに丸めてバッグの中に入れていてもシワを気にしなくて済むんですよね〜。これは本当にありがたい。

ちなみにこれが成田空港でのスタイル。パンツはラクチンなスウェットパンツです。このスウェットパンツは、ブルネロ クチネリのもの。超柔らかくて、トロける肌触りが気持ちいいんです。あまりに気持ちよくて気絶しますが、難点は値段も高いのでおサイフ的にも気絶してしまうこと。最終兵器と言えるかもしれません。

フィレンツェーミラノ間の列車移動は、Tシャツに同じくスウェットのショートパンツスタイルで過ごしました。このスウェットのショートパンツも、ブルネロ クチネリです。これも上のモノと同じ素材で、気絶するぐらい気持ち良いんです。あまりに気持ちよすぎて、なんていうかパンツを穿いてないような感じなんです。まるで全裸(笑)。←んなわけ絶対ない!

皆さんも良かったら穿いてみてください。ホントに穿いてないように感じるので(笑)。

今回のスタイルのキモは下記の5つです。

● Tシャツは基本の白で丸首。
● パンツはストレッチが効いてるものを!
● 出張には、手ぶらになれるバックパックが便利。
● レザーは、シワを気にしなくて済むし、保温性もあるので機内で便利。
● 機内で寒くなった時に着られるように、さらにシルクカシミアのニットなどを持っていると便利。

ということで今回は、干場流の海外出張スタイルをご紹介しました。繰り返しになりますが、3ピースのスーツで移動していたことが自分でも信じられません。「お洒落は我慢」と思っていた時代もありましたが、もう無理ですね。長時間出張は、快適であることが一番なのです。

ということで、今回はこの辺で。

Photo: Ikuo Kubota(OWL)

Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


そうそう、2冊目の書籍が出来ました。
今回の本のテーマは、「色気」についてです。
ぜひ、読んでくださいね。

一流に学ぶ
「色気と着こなし」
〜普通に見えて「なぜか、人を惹きつける」男の共通点〜

去年出した、1冊目の書籍も、読んでない方はぜひ!


世界のエリートなら誰でも知っている
「お洒落の本質」
〜スーツの着こなし術から、世界の一流品選びまで〜


エロサバ-Hoshipedia
「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロく見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。

『FORZA STYLE』編集長
干場義雅

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。



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