『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、今季注目のコロニアルカラーのWジャケットを着こなすテクニックをご紹介したいと思います。
LESSON 140 ヨハネス・ヒューブルに学ぶブラウンWジャケットの着こなし方

最近、ジャケットの中でも40代に圧倒的な人気を誇るダブルブレストのジャケット。トラディショナルなブランドはもちろん、ここ数年モードブランドでも度々提案されるほど、スタイルを超えて世の中に定着しています。今回は、中でも注目度No.1とされるコロニアルカラーのWジャケットを着こなすテクニックについて、ヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
ここで、コロニアルカラーについて、おさらいしておきましょう。コロニアルとは「植民地」を意味し、かつて英国人が植民地に訪れるときに着ていた麻やコットン素材の服装をイメージさせるブラウンやベージュ色のことをコロニアルカラーといいます。
先日イタリアに出張に行った際も、コロニアルカラーを着こなす人がとにかく多かったです! 今回のお題は、Wジャケット。コロニアルカラーを使ったアイテムの中でも、かなり難易度が高いアイテムですが、どのように着こなせばいいのでしょうか。早速、着こなしのテクニックをヨハネス・ヒューブルの着こなしからチェックしてみましょう。
着こなしのポイントは、色に統一感を持たせること。白シャツにアイボリーカラーのパンツ、それからブラウンカーフのベルトとローファー、サングラスも含め、すべてコロニアルカラーでまとめていますよね。このように、ジャケットの色をコーディネートに上手く馴染ませることが、簡単に着こなすための重要なポイントになります。
また、シャツを第2ボタンまで開け、ローファーを素足履き。ジャケットのボタンをはずすなど、夏場でも涼しく見せるためのテクニックも満載! このナチュラル感溢れる着こなしこそが、ヨハネス・ヒューブルの真骨頂です。
ジャケット選びのポイントは、ずばりボタンの色。シルバーのメタル素材であれば、コロニアルカラーでも都会的でスポーティな印象になります。ボタンの色ひとつで、着こなしの幅がグンと広がるので購入の際にぜひチェックしてみてください。
上品で優しい印象のあるコロニアルカラーは、女性ウケも抜群。上手く着こなすことで、初対面の相手にも安心感を与えられます。初デートの場面も、余裕を持ってスマートにエスコートできますよ。ヨハネス・ヒューブルのように、気取らない自然な着こなし方を身に付けたいですよね。これは、慣れしかありません。私も早速、練習したいと思います!
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】

カノコならではの通気性と凹凸のある表面感が◎。後染め加工によるこなれ感ある風合いも魅力のひとつです。

誰もが知るブランドのOEMやオールハンドメイドのドレスシャツも手掛けている実力派なだけに、着心地は一度着用して頂くとヤミツキになること間違いナシです。

繊細な織り柄が上質さを醸し出すこちらは、驚くほどの軽さ。当然、薄い生地なのですが頼りなさはなくコシがしっかりとあります。そして、ストレッチ性が抜群というまさに春夏シーズン向けの生地感です。

スマートでエレガントな印象を与える理由は甲部分にモカ縫いを入れないデザインがゆえ。ノーズの長さとラウンドトウのバランスの良さが際立ちます。タンの長さが程良く、しっかりと確保された足入れ口によってスムーズな着脱が可能。カカトを包み込むように設計されたヒール部分のホールド感も◎。