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WATCH 40男のヴィンテージ時計

ロレックス「デイトジャスト」Ref.1601/5、つけこなしたい金無垢時計

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希少なピンクゴールド×グレーダイヤルの組み合わせに注目!

ヴィンテージウォッチの市場価格は、需要と供給により決定されるので、時計そのものが持つクオリティやパフォーマンスでは正確に測れないこともあります。有名オークションハウスで美術品に近い形で取り扱われているスペシャルな時計がその最たる例でしょう。

2017年の5月、スイスのジュネーブで行われたフィリップスのオークションでは、“トリプルカレンダームーンフェイズ”のRef.6202が、ロレックスとしては史上最高の落札となる驚異の5億円越えを記録。それに続き、手巻きデイトナのRef.6263の“ポール・ニューマン ダイヤル”が4億円オーバーと、デイトナ史上最高額で落札されました。

10月にニューヨークで開催される同社のオークションでは、ポール・ニューマン本人が所有していたRef.6239が出品予定。ロレックスでは過去最高の落札額になることが予想され、早くも大きな話題を集めています。

▶︎画像拡大表示Rolex DATE-JUSTRef.1601/5、1972年製、自動巻き(Cal.1570)、18Kピンクゴールドケース&ブレスレット、ケース径36㎜/240万円(税込)【問い合わせ】オンビハーフライト03-3527-9588 http://onbehalf-lite.com

さて、世界的な“デイトナブーム”が続き、クロノグラフ全般が高騰している最中、今狙い目のジャンル。それはずばり、金無垢のヴィンテージウォッチです。

今に限ったことではありませんが、景気が悪くなると、オールマイティに扱えるステンレス製の時計の需要が高まる一方で、金無垢の時計は一部の超人気モデルを除くと、全体的に動きが落ち着くものです。裏返せば、今はまさに買い時。

ほかにも金無垢のヴィンテージウォッチを購入するメリットがあるのですが、そのひとつが希少性です。

発売当時、ほんの一握りの富裕層のために作られていたこれらの腕時計は、そもそもの生産数が少ないことから、一度チャンスを逃すとまず出会えないデザインが多数存在します。

ケースの素材については、当時から流通が多かったイエローゴールドは割と見つかりやすいのですが、それがホワイトゴールドやピンクゴールドになると、一気に玉数が減っていきます。

文字盤にも同じようなことが言え、黒文字盤のミラーダイヤル、一部のカラーダイヤルは非常に希少性が高いことで知られています。

▶︎画像拡大表示ケースやラグの太さから見ても、全体的にコンディションは上々。金無垢のブレスが重苦しく感じる方は、イタリアンレザーストラップでの着用をオススメします。

今回ご紹介するROLEX(ロレックス)のデイトジャストのRef.1601/5は、かなりめずらしい一本です。デザインは至ってスタンダードな部類に入るのですが、18Kピンクゴールドのケース&ブレスレットが完備する優良個体であることに加え、サンレイ仕上げのグレー文字盤との組み合わせは、探そうと思って見つかるものではありません。

金無垢の時計に対して、苦手意識を持っている方が多いと思うのですが、似合うかどうかは、あくまでオーナーのキャラクター、もしくは付け方次第ではないでしょうか? まずは毛嫌いせずに一度試してみることをオススメします。

枯れはじめた方が似合うと言われる金無垢時計。人生の折り返し地点を迎えたこの機会に、ぜひ手にしてみてはいかがでしょうか? 

最後に、これ見よがしに着けるのは、とてつもなくカッコ悪いので(笑)。あくまでサラッと楽しむのが、ここでの鉄則であり、大人のマナーです。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: Tsuneyuki Tokano



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