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FASHION 干場の「エロサバ」

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ハワイの結婚式お呼ばれスタイル(干場流)

最近、25歳の甥っ子がハワイで結婚をするということで……、その際に出席したときのスタイルをご紹介します。それがコチラ。

詳細は、ハイパーリンクを貼っておきましたので、そちらをご覧になってください。

各アイテム
について
シャツ/ハバネラ
タンクトップ/ドルチェ&ガッバーナ
パンツ/ジェルマーノ
シューズ/WH
腕時計/
エドックス
サングラス/レイバン

ネックレス/ククイ
ブレスレット/アモーレダモーレ
(すべて干場私物)

日本人はハワイが大好きな方が多いので、結婚式を挙げる方やお呼ばれする方も多いと思うんですが……。実は、ハワイでの結婚式に出席するのを経験したことがなくて。で、聞けば、正装のスタイルは、アロハシャツ。

え〜!?タキシードじゃないの? マジで〜? アロハシャツなんて無理だよ。ハイビスカスみたいな、強くて、大きい柄は、苦手ななんだから。柄シャツなんて、無理無理。と思っていたので、「どうしよう!?」と内心、不安になっていたのであります。で、どうしよう!?と考えた揚げ句、これは、僕が26年前にアルバイトをしていたBEAMSに行ったらなんとかなるかもしれないと、ハワイに行く前々日に思いついて、BEAMS銀座に駆け込んだのであります。

まずは、カジュアルなアイテムが売っている2Fのコーナーならアロハシャツ風のがあるかも知れない?と思って覗いてみたら……。BEAMSオリジナルやパタゴニアのアロハシャツがあったのです。アロハシャツを着なければいけないのかと思って、いろいろ着てみたり、探してみたんですが、どのアロハシャツを着ても全く似合わず……(苦笑)

で、何気なく店内を見回していたら……。キラリ〜ン! なんとそこに、「HAVANERA(ハバネラ)」というブランドのキューバシャツがあったのです。

キューバシャツは、こんな風に刺繍が施されていて、4つのポケットが付いたものが特徴。サラッと外出しで着るのがお約束です。お〜っ、もしかして、これならイケるかも! アロハシャツの代わりになるかもしれない!?ということで試してみたら、案外良いじゃないですか。早速、キューバシャツを軸に考えることにしたのです。

半袖シャツなので1枚で着ても良かったのですが、なんだか少し透ける。さすがに、オッサンの乳首が透けるのは気持ち悪いと思って重ね着することにしました。

首元が、丸首のTシャツみたいに詰まっているものを重ね着するとなんか格好悪かったので、あえてラテンのリゾート感を出すためにインナーは「ドルチェ&ガッバーナ」のタンクトップを着てみました。

「ドルチェ&ガッバーナ」のタンクトップって(最近のものは着ていないのでわからないのですが)、昔のものはカッティングがめちゃくちゃカッコイイんです。で、タンスに眠っていたタンクトップを引っ張り出して着てみることに! 予想通り、キューバシャツにバッチリでした。

パンツは、これまた最近、BEAMSで6本ぐらい素材違いでまとめて買いした「ジェルマーノ」を。半袖シャツに普通のグレーパンツでは、どうにもこうにも古く見えてしまう!ということで、少しトレンド感のある2プリーツのサイドアジャスター付きのものを選びました。裾は、パンツ丈を短くし、ダブルの折り返しの幅は5cm、裾幅は16.5cm。そこに、お気に入りの「WH(ダブルエイチ)」の黒のプレーントゥを合わせることで、バランスを取ることに。

しかし、WHのプレーントゥは、自画自賛ではないですが、本当に使えます。最近、本当に出番が多い!

よし!これでOKと思って着てみたら、なんか少々物足りない。どうしよう?といろいろな方に相談してみたら……。なんと、ハワイの男性たちは、アロハシャツに黒の数珠のようなものをネックレスとして着けているということを耳にしたのです。

で、調べて辿り着いたのが、このククイナッツのネックレスなのです。太陽をいっぱい浴びて、すくすく育ったハワイの木の実がこのククイナッツ。ククイナッツの木は、ハワイ州のシンボルとしても知られています。そのククイナッツを磨き、綺麗に形を整えものが、ククイのレイ。

聞けばククイナッツというのは、古代のハワイでは治療にも使われ貴重とされてきたんだとか。その昔は、ククイナッツで作られたククイレイは、上流階級の限られた王族だけが許された装飾品で、ali'i (全アイランドの王)が着用していたそうです。

現在は通常フラ(カヒコ)のパフォーマンスに使われたり、お祝い事のプレゼントとして使われていて、すべてがハンドメイドで作られています。さらに、ククイの実の内部には、ハート型の仁が2つ入っているそうです。

なんだか素敵でしょ!

レイとして連なったククイナッツがぶつかり合う音や手に触れた感触のナチュラルさが、なんだかとっても優しくて和みます。重なる2つのハートの仁のように、末永く幸せになって欲しい意味も込めて、このネックレスをすることに!

でも、なんだか現地のガイドさん、もしくはホテルの方みたいになってしまいました(笑)。日々、勉強ですね。

甥っ子の結婚式で飲んだシャンパンと白ワイン、赤ワイン、ビール、モヒート、マッカラン、ピニャコラーダ、カイピリーニャ、ラムコーク、モヒート、ウォッカトニック、マティーニ、グラッパ……。新婦のお父様が甥っ子の手を握って言った「娘をよろしく頼むな!」という一言で、全部涙になって流れ出てしまいました。完全に涙腺崩壊。

久々に嗚咽&気絶&昇天。

いや~結婚式って良いものですね。奥様もご家族も皆さん暖かい素敵な方々でした。お二人、幸せになってくださいね。おめでとうございます。そして、こういう機会を与えてくださった方々すべてに感謝を。ありがとうございました。

ということで、最後は、このスタイルのキモを。

● アロハシャツの代わりに、白のキューバシャツを外出しで
● インナーは、丸首のTシャツよりセクシーなカッティングのタンクトップを。
● 定番のグレーパンツは、2プリーツ&細み、短丈でトレンド感を!
● パンツの丈を少し短くしてボリュームのあるプレーントゥ。
● 仕上げは、胸元にハワイに売ってる「ククイのレイ」

今回は、ハワイの結婚式お呼ばれスタイル(干場流)についてでした。アロハシャツがどうにも似合わないという方、ぜひキューバシャツ、トライしてみてくださいね。ということで、今回はこの辺で。

Photo&Text&Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


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「エロサバ」とは、“エロいコンサバ”の略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのにも関わらず、着こなし方次第でSEXYにエロく見えるスタイルのこと。例えば、一番象徴的なのは喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着て、メイクも抑制しているのに、なぜか色っぽく見えるスタイル。例えば、上質な素材の普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンを2~3個開けてセクシーに着こなしたり、袖口を捲って腕元を見せてヌケ感を出すスタイル。単なる粗悪な、しかもデザインが変わっている白いシャツでは駄目。上質な素材のベーシックな白いシャツだからこそ、エロく着こなしても、上品さを保つことが出来るのです。男性で例えるなら、自分の体型に合って仕立てられたミディアムグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに無地のグレーのネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのにも関わらず、内側から大人の色気が香るようなスタイル。要するに、さり気なく上品に見えるコンサバなアイテムを着つつも、エロく見えるスタイル。これが「エロサバ」スタイルの根幹でありキモ。

『FORZA STYLE』編集長
干場義雅

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする現在42歳の小誌編集長。東京生まれ。



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