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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

お洒落大国でしか買えない一着

先日、当連載でも紹介しましたが、ステファノ・ピラーティが手がけた「クチュールコレクション」で初エルメネジルド ゼニアを体験後、それ以外のゼニアの服も試したくなって買ったのがこのスーツです。

ゼニアのジャケットには正統派クラシックでほどよく芯地を使った「ミラノ」のほかに、「ミラノイージー」「トリノ」や「マンハッタン」というモデルがあるんですが、これは「ミラノ」よりも着丈が短く、コンパクトなシルエットで、袖付けをシャツ袖仕様にした「フィレンツェ」というモデル。実は「フィレンツェ」って、日本とイタリアでしか販売されていないんですよ。世界的に見ても、お洒落大国といわれるこの2国だけでしか買えないというのも、なんだか感慨深いですよね。両国にはおそらく相通じるところがあるんでしょうね。確かに、僕から見てもこだわりが強い人が多い気がしますから。

実際に着てみて思ったんですが、すごくスタイルがよく見えるシルエットなんです。着心地も、すごく軽くて今っぽい。ゼニアを“オジさんの”スーツブランドだと思っている人に、ぜひ試してもらいたい一着です。僕が買った銀座店では、パターンオーダーの“ス・ミズーラ”も受け付けていましたがが、こちらは既製品。まぁ、すぐに着たかったから、というのが大きな理由なんですけれどね(笑)。

デザインは段返り3ボタンで、ブルーグレーみたいな色合い。ネイビーよりも少し明るくて、すごく表現しにくい不思議な色なんです。それにヘリンボーンっていうのが気取ってなくていいですよね。僕はこのスーツに白シャツやサックスブルーのシャツ、ネイビーのソリッドタイを合わせるのがお気に入りです。どちらかと言うと、同系色コーディネイトが多いですね。これは絶対に間違いのない選択ですから。迷ったときには、この組み合わせをぜひ思い出してください。干場は保証します(笑)。

ピラーティの「クチュールコレクション」もよかったのですが、こちらも想像以上に素晴らしかったです。あちらが少しよそ行きの感じがあるのに対して、こちらは普通のビジネスシーンで普通に着られるのが魅力的。それも、色合いやシルエットとかがちょっと違うというか、さりげなく洒落ているのがいいですよね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

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「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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