全8工程にも及ぶハンドメイドによる昇天する着心地
ナポリの熟練したクラフツマンシップを今に伝えるシャツブランド、「Finamore(フィナモレ)」。ピッティでも大人気で、業界人からも一目置かれており、過去に干場編集長は9枚同時にオーダーしたほどです。

ピッティ会場では、会長のアルベルト氏をはじめ、社長のシモーネ氏、パオロ氏、アンドレア氏まで勢揃いでお迎えいただきました(感動したなあ~)。
その魅力は、ディティールの細部まで神経を行き渡らせた、完成度の高いデザインにあります。とくに肩まわりの立体的な作りは、オーダーで仕立てられたジャケットのように肌にフィットし、第2の皮膚のような感覚でストレスなく着ることができます。

さて、ここからが本題。今年の春夏New Vintageライン、「JAMES(ジェームス)」が新登場したのです! このシャツのキモは、アームホールとヨーク部分にギャザーを寄せることで、ナポリ仕立てならではのクラシックデザインに仕上げ、可動域を広げ機能面を高めているところ。クラシックなスペシャル織りネーム仕様になっているのもポイントです。



アームホール、ボタン、ガゼット部分など全8工程にも及ぶ手作業による手間ひまかけた仕上りは、まさに芸術品。製品洗い後にプレスを施し、襟とカフ部には薄いフラシ芯を入れてソフトな仕上がりにしています。

カジュアルシャツながら、上品な見栄えで、ジャケットスタイルはもちろん、春夏なら、一枚でもバッチリ決まりますよ! 着心地の良いシャツなら、春の一張羅に持ってこい。アウターを手放す時期の勝負服として、購入してみてはいかがでしょうか?
Photo:Tatsuya Hamamura
Text:Satoshi Nakamoto
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アマン
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