フードが脱・ハードのキモ。 遊び心に火をつけるレザーブルゾンコーデ
世界中にはいろいろなブランドがあり、毎シーズンさまざまな流行や新しいファッションの提案があるので「何を買うべきか?」「どれを取り入れるべきか?」と悩んでしまう人も多いはずです。そこで、新しく始まったこの連載では、今、注目が集まる人気ブランドの中から「買い!」の逸品をピックアップ。第4回目は、ドルチェ&ガッバーナのレザーブルゾンです。

スマフォー(賢い40男)にも人気が高いレザーアウターの中でも、カジュアルで取り入れやすくオススメなのが、こちらのようなフード付きのブルゾンタイプ。レザーでは珍しいですが、ドルチェ&ガッバーナでは度々登場する人気のスタイルです。リブにより防寒が高まるだけでなく、袖の長さの調整がしやすいのがキモ。フードはスポーティな見た目に加えてハードな印象も薄れるので、カジュアルに着こなしやすいところが魅力です。素材には、触り心地がソフトな光沢感のあるゴートスキン(ヤギ革)を使用。強く頑丈なレザーなので、傷を気にせずガシガシ着れるのが良いところ。ブラックにもブラウンにも着回しが効く深いグリーンが、マンネリしやすいレザーコーディネートを魅力的にアップデートしてくれます!
テクニック1ニット 刺繍ニットでレザーのハードさを和らげる

今季のプレフォールのテーマのひとつ、ロマンティックシチリアを象徴するローズモチーフをクロスステッチと呼ばれる刺繍でデザインしたニット。レザーのハードさを柔らかい印象に切り替え、大人の余裕を感じさせる一枚です。
テクニック2 ハンチング帽で大人の余裕とリラックス感を加える

たびたびドルチェ&ガッバーナのコレクションテーマとなるシチリアを象徴する、ハンチング帽。作りがシンプルなことから、普段あまり帽子をかぶらない人でも、気軽にトライしやすいアイテムです。レザーブルゾンのスポーティなテイストとマッチさせることで、コーディネートにもばっちりハマります。程よいリラックス感も出しつつ、大人の雰囲気を加えることもできる、男性にとっては数少ないアクセサリーのひとつとして重宝するはず。
テクニック3 ヴィンテージ感をプラスするこなれたシューズ選び

足元にはあえてスエード素材のショートブーツをチョイスして、レザーのハードさを緩和。レトロ感かつヴィンテージの風合いをもつスタイルが、こなれた大人の足元を演出します。ニットに施された明るめのキャメルカラーの花柄刺繍とマッチさせる上級テクニックで、女性目線を釘付けにする、遊びの効いたコーディネートに仕上げています。

Photo:Siro Katagiri
Styling:Ryo Kuroda
Hair make:Masaki Tanimori
Model:Trayko Petrov
Text:Satoshi Nakamoto
【問い合わせ】
ドルチェ&ガッバーナ ジャパン
03−6419-2220
http://www.dolcegabbana.it/