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「夫に死んでほしい妻たち」が急増中
離婚より未亡人がお得だわ、と妻・それに気づかない夫

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妻に死ねと思われないためには!?

小林:夫が常に妻への感謝の気持ちを忘れず、さらに、その感謝を言葉にしていると、うまくいく場合が多いようです。結局は夫婦間であっても言葉にしないと想いが伝わらないものなんですよね。それを理解している夫が、妻に「死ね!」と思われずに済んでいるように思います。もちろん夫にしてみれば、仕事でストレスを抱えて大変なのでしょうが、それでも「妻も大変なんだ」ということを忘れずに、ねぎらいの言葉をかけること。それができる夫が、「死ね!」と思われずに、家庭内で生き延びることができるようです。

感謝を伝える事が大切

西内:「感謝を言葉で表現することが大切」...これは、すべての人間関係において言えることですね。

小林:そうですね。付け加えると、夫が妻よりも低収入だと、うまくいくこともあるようです。家事や育児をきちんと分担する意識があって積極的にする人が比較的、目立っているように思います。

西内:夫が低所得な方が、中途半端に稼ぎがあったり大金持ちだったりするよりも、実は愛情に満ちた家庭になり、幸せ度が高いのかもしれませんね。

小林:自分が大黒柱だと思うプライドが邪魔をするのかどうか分かりませんが、稼いでいる夫ほど、妻にねぎらいの言葉をかけるのを疎かにしがちだったりしますよね。本の最後に「全国亭主関白協会」という団体を紹介したところ、思わぬ反響をいただきました。何やら名前だけ聞くと、妻から見た死んでほしい夫の集まりみたいに思えますが(笑)、彼らに言わせると「真の亭主関白とは、妻をチヤホヤともてなし補佐する役目」だそうです。彼らが夫の取るべき行動の原則を掲げているので、世の男性の方々にはそれも参考にしていただきたいですね。本書を読んで、夫婦円満に過ごすためのヒントを受け取っていただけたなら、とてもうれしいです。

「死んでほしい夫」にならない方法

「愛の三原則」
「ありがとう」をためらわずに言おう
「ごめんなさい」を恐れずに言おう
「愛してる」と照れずに言おう

「非勝三原則」
勝たない
勝てない
勝ちたくない
〜戦わないことが、真の勇者であり、勝者なのだ〜

(全国亭主関白協会ホームページより)

【禁句】夫が絶対言ってはいけないNGワード3選

「おれが養ってやってる」
「協力してる」
「家族サービス」


...いかがでしたでしょうか。「愛の三原則」からも見てとれるように、やはり夫婦間に最も大切なのは、言葉をつかったコミュニケーションなのかもしれません。もちろんそれは、妻にとっても同じこと。おそらく「嫌なことを嫌だと口に出さずに我慢すること」がストレスの原因となり、それが積もり積もって「死ね!」という感情や、殺意に変わるのでしょう。「思ったことは常に言う、互いに話し合いの姿勢を持つ、コミュニケーションをとる、我慢しない」。これらを意識して、「死ね!」と妻に思われない、そして、「死ね!」と夫に思わなくても良いような夫婦関係を皆様が築けることを、願ってやみません。

Text:Yuko Nishiuchi
Photo:getty images他

小林美希さんプロフィイール「夫に死んでほしい妻たち」著者。1975年生まれ。株式新聞社、毎日新聞エコノミスト編集部を経て2007年2月からフリーのジャーナリストとなる。著書に、「ルポ“正社員”の若者たち」(岩波書店)、「看護崩壊」(アスキー新書)、「ルポ職場流産」(岩波書店)、「ルポ産ませない社会」(河出書房新社)など。
【編集者・ライター:西内悠子(りむちゅん)】
1988年兵庫県出身、同志社大学文学部哲学科卒。新卒でavexに入社し3年間OL。その後、フリーランスとなる。「貧乳女子大生の就活日記〜オッパイはつかめないけど人事の心はつかむゾ♪」がアメブロ大学生ランキング1位を獲得。

こじらせ悠子のこじらせ日記  twitter  Instagram

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