TOKYO BIZ STYLE

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グルーポン創業者のIT社長・瀬戸恵介×編集長・干場、徹底対談!

「スカスカおせち事件」の真相も。
ビジネス、お金、幸せ、ファッションのこと。

2016.7.27 2016.7.27
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2016.7.27

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スカスカおせち事件の真相とは!?

瀬戸:でも一応、心配はしていたんです。というのも、「おせち料理配送の経験はないけど、どうしてもグルーポンでおせち料理配送をしたい!」と、飲食店側からオファーがあったんですね。でもそんな「おせち未経験」の飲食店が、元旦に間に合わなければ商品にならない「おせち」を扱うのは危険だということで、一度は断ったんです。けれど、「それでもどうしてもやらせてくれ」と言われたので、OKを出してしまったんです。それでも僕は嫌な予感がしたので、28日にも29日 にも担当者から「本当に大丈夫ですか? 配送の準備はできましたか?」と連絡をさせたのですが「配送完了しました!」と言われまして。それで安心して大晦日にカウントダウンを楽しんでいたら、 twitterで「グルーポンで注文したおせちがスカスカだ!!」と大炎上していたんです。



干場:ネット住民の方は面白おかしく大炎上するものですからね。でも、さすがにスカスカおせちが送られてきたら、笑ってしまいtwitterで拡散したくなる気持ちも分からなくもないです。

瀬戸:最初は僕も「またまた〜、ネット住民の方が面白おかしくネタにしてるだけでしょ?」と思って、信じていなかったんです。そうこうするうちに、従業員から連絡がきて「大変です。あの炎上、本当らしいです!」と言われ、青ざめました(笑)。それで至急飲食店に連絡すると「甘く考えていて、材料の在庫もなくなり、時間もなくなり、そのままおせちを配送してしまいました」と言われたんです。



干場:それ、スカスカなおせちを詰めている人を想像すると.....、なんだか、いたたまれない気持ちになりますね。笑ってしまう気持ちもやはり理解できます。



瀬戸:それがそうだったみたいなんですよ。バイトの方たちがおせちを詰めていたらしいんですけど、やっぱりバイトの方たちも面白かったのか、その様子をtwitterにアップしてしまったんです。それでさらに炎上したんですよね。 それで、年が明けて朝のワイドショーを見ると、いろいろなコメンテーターの方にスカスカのおせち料理を取り扱う、グルーポンという会社はけしからん!」 と、大バッシングを受けていたんです。さすがに、めちゃくちゃ落ち込みました。特に、グルーポンがめちゃくちゃ勢いがあって、もてはやされている時期だったので......。あの事件がなければ、さらに成長できたサービスだったのになと思います。やっぱりスカスカおせち事件で、一気にイメージダウンしてしまいまし た。



干場:でも、当時グルーポンは話題のサービスでしたから、「出る杭は打たれる」のようなところもあったのかもしれませんね。



瀬戸:そうかもしれないですね。さらに辛かったのが、僕の後輩がそのおせち料理を彼女の実家で頼んでくれていたみたいなんですよ。「僕の先輩がやってる、グルーポンで買ったおせち料理なんだ!」と、自慢気におせちを開けた瞬間スカスカだったらしく、その場が凍りついたらしいです。そして、そっとその「スカスカおせち」を、なかったことにしたらしいです...。



干場:(笑)。それにしても、「グルーポンで注文すれば、2万1,000円のおせち料理が1万500円になる!」というサービスなのに、届いてみれば、500円分の中身しか入ってなかったって......。やっぱりどう考えても、驚きますよね。嘘のような本当の話です。

瀬戸:そうですね。ご迷惑をおかけしたお客様には大変申し訳ないのですが、今となっては本当に笑っていただきたいような話です。それからは、同じ過ちがないように店舗の審査基準も30項目から200項目に増やし厳しくしましたし、いろいろ対策はとりました。

干場:ちなみに、グルーポン・ジャパン株式会社の成功の秘訣は何だったんですか?



グルーポン・ジャパンの成功の秘訣

瀬戸:グルーポンは、例えば「本来飲み放題5,000円のバーを半額で利用できるクーポンを、50人限定で売りますよ!」というサービスなんです。そうすると、お客さんにとってもお得ですし、お店としても「新規の顧客を入れられる」ということでメリットがあるんです。要は、お店からすればPR宣伝費ですね。それで、僕たちグルーポンはその半額になった金額の、さらに半額のマージンをもらうというビジネス形態です。



干場:とてもよくできたビジネスモデルですね。



瀬戸:そうですね。お店にもお客さんにもメリットがあって、グルーポンも儲かるので素晴らしいビジネスモデルだと思います。それで、全国の飲食店やエステなどに営業をかけまくり、事業を拡大していきました。



干場:素晴らしいアイディアと経営能力ですよね。まさか瀬戸さんのような「ゆるキャラ」な方が社長さんだなんて、思ってもみませんでした(笑)。ちなみに、瀬戸さんは、どんな少年だったんですか?



瀬戸社長はニートになるかもしれなかった!?

瀬戸:ただの「ゆるキャラ」です(笑)。子供の頃から好奇心旺盛で、サッカー選手を夢見ていた、肌の黒い子供でした。光GENJIに憧れて、ローラースケートで神田川沿いを走ったり、SMAPがスケボーにのってデビューしてからは、スケボー少年になりました(笑)。でも、だんだんサッカー選手にはなれないという現実が分かってきたあたりから、すごく不安な青年期を過ごしました。何をやりたいのかも分からないし、サッカー選手にもなれない。ゲームが大好きなので、「もしかしたら、一生お父さんとお母さんにお世話になりながら、昼夜逆転して、ゲームをしているかもしれないな」と本気で思っていましたし、そういう人生も視野に入れていました(笑)。まさかIT企業の社長になるなんて思ってもみませんでしたし、ニートになる可能性が高いと思っていました。なんとか訪問販売の仕事についてからも「こんな仕事60歳まで続けられないし、明日は契約がとれずお給料0かもしれない」ということで、毎日毎日不安でした。

干場:それにしても、お若いのに様々な企業を経験されていて、一体どんな経歴なんですか? 超高学歴とか?

瀬戸:いえいえ、千葉の名もない大学をギリギリ卒業したのですが、卒業後に就職した会社が通信系の「訪問販売」の会社で、最初はひたすら個人の家の「ピンポーン!」を押して回る営業をしていました。

電話回線の商材をひたすら売っていましたね。

訪問販売で働きまくった20代

干場:訪問販売をされていただなんて、すごく意外ですよね。てっきり最初からITに詳しくて学生の頃から企業して成功......という流れかと。



瀬戸:いえいえ。しかも、その訪問販売は今考えるとブラックで、「最初の1ヶ月は1日1万円の給料が保証されているけれど、2ヶ月目からは完全歩合で、いくら働いても営業成績が悪ければ給料ナシ」という制度だったんですよ。なので、毎日が不安で不安で仕方なかったですね。



干場:泥臭いですね〜。訪問販売は何年続けられたんですか?



瀬戸:その会社にいたのは5年です。



干場:5年も訪問販売をやったんですか!?



瀬戸:最初の3年間は訪問販売を現場でやっていたのですが、25歳、4年目からは営業成績が良かったので責任者になり、全国5箇所に支店を出店しそこの統括をしたりしていました。



干場:25歳で統括責任者とはすごいですね。たくさん稼がれていたんですか?



瀬戸:いえ、売上でいうと億単位の売上はあったのですが、あくまで雇われの身だったので、固定給でお給料をいただいていました。



干場:とはいえ、たくさん貰ってたんじゃないですか?



瀬戸:たしか、その時は年収...

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