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TRAVEL 彼女と行きたいコスパ宿

第29回 大自然のお風呂は四季折々の魅力。幻の蟹をいただけるお宿。

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悠久の時の中で「間人温泉 炭平」で過ごす至福の時間

京都府最北端 丹後半島間人(たいざ)をご存知でしょうか。ここは、いにしえの皇后に理想郷として愛された世界。空と海と大地が共鳴する美しい場所です。

本日お二人をご案内するお宿は、丹後半島間人に位置する「間人温泉 炭平」。その昔、墨打ちの技に秀でていた大工の棟梁・下田平吉、通称「墨屋の平さん」と親しまれた人物が、明治元年に料理商として開業したことに由来するお宿です。「墨屋の平さん」から屋号が名付けられ、以前はひらがなで「すみ平」だったそう。

 

館内で最初に訪れるのは、2014年11月にリニューアルした新エントランス。悠久より変わらぬ美しい海の景色...。晴れの日の黄昏は一度として同じ光景はなく、あまりの美しさに言葉を失ってしまいます。

また間人温泉では、新たな季節は“音”が運んできてくれると考えられているそうで、そんな「音連れ(訪れ)」をテーマに作られた客室のひとつが、今夜お二人にお泊りいただく「風乃音」です。くり抜いた壁、開放的なテラスから見えるのは、壮大な海と大樹。自然をと四季を五感で感じられる、そんなお部屋です。

客室を出ると、枯山水の坪庭が。こちらは美しい丹後の砂浜をイメージして作られており、耳を澄ますと聞こえてくるのは、風の音。自然の音を感じながら、お二人の心と身体の疲れをゆっくりと癒してくれます。

ここで「夕日の楽しみ方」について質問です。宿泊日の夕日は、どちらで楽しまれますか? お部屋? エントランス? 実は...、もう一ヶ所楽しめる場所があるんです。それが「お風呂」。こちらの大浴場には、ジャズが流れる落ち着いた内湯に加えて、夕日が沈んでいく水平線を見渡せる露天風呂があるのです!

はウッドデッキに咲く花をめでつつ、桜見風呂もできるのだとか。は虫の声や波の音や自然の音が耳に良く響く音調風呂へと様変わり。は風を感じる風見風呂は波の力強さに圧倒される波見風呂。四季折々の贅沢を、お風呂で味わえることができるのです。

そして、女性に嬉しいサービスも。脱衣所にはネイルコーナーとイオンスチーム美顔器、イオンドライヤーが設置されており、「美」のために思う存分時間と手間をかけていただけるんですよ。

ゆっくりとお湯に浸かった後は、御夕食。「ここでしか味わえない」炭平自慢のお料理に舌鼓を。なんといっても嬉しいのは、珍しいお魚が沢山いただけるということ。高級料亭に直送されてしまうため市場には出回らず、普段なかなか食べられないお魚を堪能することができます。

これからの時期は“赤ウニ”がオススメですよ。また、11月に漁が解禁されるという“間人ガニ”は、決まった時期にしか食べられない“幻の蟹”。是非その時期にも再訪したいですよね。

海と山に囲まれ、ひっそりと佇む小さなお宿のエントランスでは、てるてる坊主が旅の晴天を祈ってくれています。“美しい景色”というおもてなしを満喫できますように...。てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ。

Text : Akiko Uehara


【間人温泉 炭平】
〒627-0201 京都府京丹後市丹後町間人(たいざ)
TEL(0120)42-0680 FAX(0772)75-147

【宿泊料金】
・夕日と紺碧の海を望む「6畳+広縁(マッサージソファー付)」
16,350円~(一泊二食・税込)
・離れ季音庵(きねあん)「波乃音」-露天風呂付き離れ客室 
33,630円~(一泊二食・税込)
http://www.sumihei.com/
*各種プランはホームページをご覧ください。

【ライター:上原亜希子】 神奈川県出身。学生時代にアメリカ留学後、大手電機メーカーに就職。その後外資系コンサルティングファーム勤務を経てパリへ3年間の留学。結婚を機にパリからアメリカへ拠点を移し、フランス・アメリカそれぞれの国の美味しい食べ物、美しい女性・男性を見て国際感覚を養う(笑)。 帰国後にフリーライターとして活動開始。趣味はテニスとお喋り。話しながら喜怒哀楽に大忙し。


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