ファッション界の賢人が提案!干場に着させたい「松竹梅」

モテるサングラスはどれ?LEON 前編集長が教える「サングラスの松竹梅」

2017.7.9 2017.7.9
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2017.7.9

鯖江メイドの『35/139 TOKYO』 & 2ブリッジのアルマーニ

※ジョルジオ アルマーニのキャンペーンでも見られる、ダブルブリッジのラウンドサングラス。小振りなサイズが、レトロ感の高い1本。3万4000円/ジョルジオ アルマーニ(ミラリ ジャパン☎03-5428-6475)

前田:そして梅のアルマーニなんですが、何と言っても80年代にそれまでの太いフレームのサングラスとは異なる非常に繊細なフレームを作った画期的なブランドです。これはそれを象徴するモデルとなっています。

干場:これは僕、好きな形ですね。アルマーニは先ほどお話しでも出てきたように、服同様、このサングラスもセンセーショナルでしたよね。

ボリュームのあるリムとイエローレンズが特徴的な1本。テンプルはフィッティングを重視した独自の厚み構成を採用。注目の日本発新進ブランドです。2万9000円/35/139 TOKYO(アイヴァン☎03-6434-5027)

前田:もうひとつ梅として持ってきたサングラスが、35/139 TOKYOというブランドのものです。日本発のアイウェアブランドとして誕生し、まだあまり日が経っていませんが、地金など凝った作りのものが見つかります。

干場:カラーレンズですね。なるほど、フィット感が高くて、かけるとカッコイイ! これでおいくらでしょうか?

前田:2万9000円です。これ、顔の大きさや長さを問わず似合うんです。実は今日持ってきたサングラスは全部そうなんです。

干場:アルマーニのは、なかなか難しいですよね。フォーナインズのは、あまり日本っぽくない印象ですが、かっこいいです!

前田:昔のフランスっぽい感じですよね。

干場:顔の形や長さに左右されず似合うサングラスって、どの辺りにその秘密があるんでしょうか?

前田:バランスだと思うんです。天地が浅いのは丸顔の人は似合わないんですね。そうすると大振りなものになってくるじゃないですが。ですが、日本のアイウェアって天地が浅くて横が長いものが主流なんです。今日持ってきたような天地と左右のバランスがしっかりととれているアイウェアは、顔の形にあまり左右されないんです。

干場:この中から選ぶのは迷いますね!

前田:どれも基本はウエリントンでボストンに近い形です。ボストンって難しいと思われがちなんだけど、日本人には合うんです。

干場:トムブラウンのもかっこいいな。でもこれが(フォーナインズ)一番迫力があるかな!?

前田:似合ってるね。

干場:でも一番僕の好みはアルマーニなんですよ。完成度が高い。

前田:一番シンプルに見えるけれど、一番ファッション感度が高いのがこれだよね。

干場:アルマーニのサングラスって、イタリアのバイクとか乗っている人に似合いそう。でも2ブリッジって難しいですよね。

前田:どれも、とても大人のアイウェアだと思う。若い人がかけると、総じてサングラスのほうが勝ってしまう。どれもキャラクターが強いんで。

干場:「ハイライズ」っていう映画をご存じですが? イギリスの70年代のストーリーなんですけど、登場する人たちが皆、めちゃくちゃおしゃれなんですよ!(今回お持ちいただいたのは)その人たちがかけていそうなサングラスばかりです。イギリスのクラシックなスーツを着ていたり、パンタロンを穿いていたり、インテリでちょっと悪くて、というイメージ。先ほど、80年代のお話しがでましたが、最近のファッションの傾向って2プリーツのパンツが出てきたり、ポケットTシャツが出てきたり、その頃のトレンドとぴったりはまりますよね。

前田:当時のドロップショルダーとか、今そのまま着るのは難しいんだけど、例えば、Tシャツのショルダーラインが去年より1cm外側に出ているものに替えるだけで、すごく今っぽくなる。僕も去年まではタイトなポロシャツを着ていたんだけど、今年に入ってポロシャツを着ようと思って40着くらいあるポロシャツを着てみたんだけど、ほとんどしっくりこなくて。サイズを間違えて、大きくて着られなかった新品のままとっておいたマンシングとラコステの2着だけ、むしろ今の気分にジャストで着られる。しかも素肌に着るんじゃなくて、Tシャツを一枚中に入れて重ねて着ています。これもちょっと80年代っぽい着こなしかと思います。

干場:確かに、中にTシャツを合わせるって80年代後半に流行りました!大人のトレンドの捉え方ですよね。大人だったら、どう着こなすっていう所がわかりやすいです。

前田:僕がラッキーだったのは、子供の頃、テクノがやってきて、と同時にアメトラというものがまだ存在していたんですね。その後、テクノがDCブランドになって、アメトラがアメカジになる。で、それらが融合して渋カジになる、その後、ストリートなどに分かれていくっていう日本のファッションシーンが動いていく時を、仕事を通してオンタイムで見られたのはラッキーでしたね。

干場:ところで、前田さんの今日、着ているものを教えてください。

前田:上のTシャツはバンソンで、中に着たTシャツはヘインズです。パンツはリストのものです。靴は三陽山長のワークブーツで、ベルトはグッチです。

干場:パンツはイレギュラータックで、これもレトロな感じですね。時計はSEIKOですね。

:時計はSEIKOの海外モデルのブラックボーイで、ブレスレットはフレッドのフォース10です。

干場:ダイバーウォッチのストラップを替えているんですね。

前田:NATOストラップに替えています。

干場:今日はレオン編集長にお越しいただいたのに、ファッションの話しばかりで、モテるための話しは聞いていないのですが(笑)

前田:モテるためには、さり気なさとあざとさのバランスが、すごい大事ですよね。例えば今日のホッシーの格好を見ると、ジャケットとパンツというとてもスタンダードなスタイル。でも、ここで今日のようなアイウェアひとつ加えることで、ぐっと時代感が上がる。この作為的な感じがモテる格好。これで服も押し出しの強いものだと、アクが強すぎて、濃い、くどい、で終わってしまいます。何の変哲もないファッションに個性的なアイウェアが入ってくることで、中和されて、程よい洒落度が加わってくる。青山辺りのファッション感度の高い街でも、丸の内のビジネス街でも、目を惹くと思います。

干場:なるほど、さすが!勉強になりますね。どうもありがとうございました。

Photo,Tatsuya Hamamura
Edit:Satoshi Nakamoto
Text:Yoshie Hayashima

前田陽一郎 LEON編集長
大学在学中よりライターとして活動。一時はイラストレーターとしても活動していたという異色の経歴あり。その後、会社員を経て、「BOON」「THE SUITS CATALOG」の編集に参画し、「LEON」編集部へ。現在、男性のラグジュアリーファッション誌の中でも圧倒的な人気を誇る「LEON」編集長を務める。

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