6.18(土)
おはようございます!サトシーノです。
ただいま、午前6時。
昨日は、ピッティの最終日。午後15時にはミラノに移動するということで、午前中だけピッティの会場に行ってみました。

連日4日渡り、バイヤーやショップ関係者、編集者、ファッションディレクター、ファッションエディターなどのジャーナリスト、目利きのスタイリスト、フォトグラファーなどが押し寄せる世界最大級のファッションの展示会がピッティなんですが……。
な、なんと会場に見慣れないものがいたんです!
もうビックリ!!というか大興奮。
そう!そうなんです。まさかの、熊がいたんです。
そう、あのレオナルド熊です!

レオナルド熊と言えば、昭和のコメディアンとして有名なお方。
うちの編集長の干場も、「懐かしい、よく父が生きている頃、浅草に見に行ったもんだよ!」と言ってました。やっぱり、お笑い好きの編集長!
フィレンツェに入った瞬間に僕にこんなことを言ってきました。
干場「I like and very very スポーツブラジャー」
干場「Do you like スポーツブラジャー?」
サトシーノ「Yes. I like スポーツブラジャー」
って、なんで僕に聞くねん。なに?急にスポーツブラジャーって? もう編集長にはついていけません。しかも、レオナルド熊って誰? 昭和世代じゃないから、全然わからないし。絶対に、昨夜の白ワインが残っているはず。
おかげで、僕まで頭の中がオカシクなってきました。さらに、熊って、そっちの熊じゃないし……(笑)
でも、嘘ではなくて、本当に熊はいたんです。その熊とは、何を隠そう、FORZA STYLEのPR担当として、顔をうりまくっているフォルツァくんです。干場編集長も、公認してくださったフォルツァくん。イタリアの地で、毎晩一緒に飲み明かして意気投合した模様(良かった〜)

ピッティ3日目もバリバリ展示会にも参加して、どのブースでも大人気!知名度が半端なく上がっているフォルツァくん。なんと、公式ツイッターとインスタグラムができましたので、ぜひフォローしてくださいね!アカウントはこちら!⇒@forza_kun
で、話は戻りますが……。ここ数年、世界のトレンドは、「ジェンダーレス」なんていう言葉が流行っております。わかりやすく言うと「性差を超えて、もっともっとファッションを楽しもう!」ということ。もっとわかりやすく言えば、「男性でも女性のアイテムも着るし、女性でも男性のアイテムを着て、楽しもう!」という意味。
世の中には、東京の街中を見ても、ずいぶんと変わってきましたもんね。りゅーちぇるみたいなタレントも出てきたし……。
ということで、そんなジェンダーレスの流れは、ピッティにまで及ぼしていたのです。で、熊の話ですが、ほら見て下さい。これ、フルラのバッグなんですが……。
ほら、よく見て下さい。ここに、熊がい〜る〜。←ザキヤマ風。

男性のアイテムなのにも関わらず、こういう、かわいらしい熊のプリントやチャームがいっぱいあったのです。新しすぃ〜。というか、こうやって取り入れれば、我々みたいな大人だって、ジェンダーレスを取り入れられるんですね。ということで、早速、干場編集長に感想を聞いてみました。
サトシーノ「Do you like 熊?」
干場「Yes.I like and very very 熊」
干場「Do you like 熊?」
サトシーノ もうついていけません(笑) 干場編集長のLEON時代の後輩にあたる『マデュロ』という雑誌の編集長とつっくんも、「なんでやねん!」とツッコミを入れてました。

ということで、今回は、なんだかよくわからない回数になってきたので、この辺で。では、ミラノコレクションに行こうかと思ったら……。
編集長の干場は、20年来ている、フィレンツェの駅で、ひとり涙を見せていました。理由を聞いたら……。

干場「駅っていいよな。駅は、人が出会い、別れる場所。そこには、必ず何かのドラマがあり、ロマンティックな空気が流れている。お互いの元気を願って別れるもの、見送るもの、久しぶりの再会に喜びキスをするもの、ハグをするもの……。俺も、このサンタ・マリア・ノヴェッラの駅には、いくつもの思い出があるよ。早いよな、20年って。23歳の頃に来たときから、あっという間に時間が経ってしまった。でも、いずれにしても、出会った皆さんに感謝。また来年も来たいよね」
しばらく、ぼーっと話を聞いていて……。
ふと干場編集長の横顔を見たら。

茶のフレームに青いブルーのレンズを入れているサングラスの奥の瞳がうるんでいました(涙)フィレンツェに必ず戻ってきますね。フィレンツェでお会いしました、ファッション関係者の皆様、ジャーナリストの皆様、ピッティ関係の皆様、本当にありがとうございました。グラッツェ・ミーレ!!!
Text:Satoshi Nakamoto