結婚したい「変態・珍味」な女は、凡人の仮面をかぶるべからず。
今回の相談者は、見た目はユルフワ美女、それだけでなく、しゃべり方までもが超ユルフワ。語尾は常に「そぅなんですぅ〜」と伸びていて、舌ったらず。同性には「ぶりっ子」と言われてしまうことも多いそう。男性から見れば、「隙だらけの女」そのもの。その美女、「28歳で結婚するハズだったのにぃ〜」と嘆く、33歳。どうやら、幼稚園から一貫校でヌクヌクと育っている超お嬢様であるため、しゃべり方がおかしいことに気付かなかったらしい。
「私、見た目がユルフワ女の子系だから、そういうキラキラ女子が好きな男の人が寄って来ちゃうんですぅ〜。でも私、オシャレとか興味ないし、マインドがホームレスって友達に言われるしぃ…本当は『ひもの女』なのにぃ〜。私の実態を知って、ドン引きして男が去っていくんですぅ〜。この負のループから、抜け出したいんですぅ〜!」そんな、ワザトでないにしろ、世の男性をユルフワ美女風の見た目でダマし続けている小悪魔の名は、里田まい子さん(仮名)。
今回、そんなまい子さんの悲壮な悩みをズバッと切ってくださるのが、“女のプロ”として男女の表と裏を知り尽くす川崎貴子先生。

川崎先生は女性に特化した人材コンサルティング会社を19年経営する敏腕社長でありながら、プライベートでは2度の結婚を経験。1度目の旦那様は経営者男性、そして2度目の旦那様はなんと8歳年下の元ダンサー。お家の中では、細マッチョの旦那様と二人の娘さんに癒されながら、経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多忙な毎日を過ごされています。そんな川崎先生が、「パッとみユルフワ可愛い女子」に物申します。「だから、結婚できないのよ」。
里田まい子さんのスペックはコチラ!
年齢:33歳
職業:医療系企業勤務
彼氏:なし
結婚暦:なし
結婚願望:本当は28歳でするハズだった
容姿:容姿端麗、安めぐみ似。
まい子:川崎先生〜! 私、どぅしたらいいんですか〜? 28歳で結婚しているハズだったのに、気づけば33歳ですぅ〜。小さい頃からずっと、28歳で結婚するんだって信じてたし、その頃結婚を意識する男性もいたにぃ...。結局タイミングが合わなくて、もぅ33歳ですよ〜。はぁ〜、先生、どうしましょう〜。

川崎:まい子さん、落ち着いて。今お付き合いしている人はいないの?
前の彼は最悪でしたぁ〜
まい子:いません〜。直近だと、二年弱前に別れた人がいましたけどぉ。半年くらいお付き合いしたのですが、すごく細かい男性で、束縛も激しくて、早口で攻め立ててくるし、最悪だったんですぅ〜!
川崎:それは最悪ね。
まい子:友達と会っている時でも、細切れにLINEでメッセージがくるんです〜。「おいこら」「何やってんねん」「電話出ろやこら」とか...。ほんと、細切れなんですぅ〜...。しかも、私が友達と会っているっていうのに、LINEで「2ちゃんねる」の記事とかを送りつけてきたりするんですよぉ〜。
川崎:......。ねえ、一体その彼のどこがよかったの?
まい子:それが、送りつけてくる「2ちゃんねる」の記事が、結構センスいいんですよぉ〜☆
川崎:何その基準! 結構気が合ってるんじゃない。
まい子:でも、私まったくファッションに興味がないんですけど、ファッションにうるさい人だったんですよ〜。たとえば待ち合わせして会うと開口一番、「今日のファッションの悪いところは、こことこことこことここ!」と、ダメ出しされるんですぅ。あとは、メイクもですぅ。「アイラインのハネ方の角度がおかしい」とか...。
川崎:うるさい男ねぇ。そういう人は、早く見切りをつけなきゃ時間がもったいないですよ。だって、結婚を望んでいるのに、ダメ男に時間を使っている暇はないじゃない。まい子さんは、もっと「ノー」と言えるようにならないとダメ。
まい子:「ノー」って、言えないんですよぉ〜。
支配男はノーと言えない女につけ込む
川崎:そういう男性はね、最初にノーと言わないとつけ上がるのよ。最初はどこまで大丈夫か探りながらやってる筈。だから、毅然とした態度で対処しないと、あなたみたいな可愛いフワフワした女子が「ノー」と言わないと、どんどん付け込まれますよ。だって、どんどん許してくれそうなんだもん。
まい子:でも、実際私、フワフワしたユルフワ女子でもなんでもないんですぅ! ただの「ヒモノ女」なんですぅ!
川崎:どう「ヒモノ女」なの?
まい子:オシャレも興味ないし、化粧もしたくないから普段スッピンだし、だらしないし〜。
まい子さんの「ヒモノ女」具合
川崎:こんなに可愛かったら、そんな風にはまったく見えないわよね。そりゃ、あなたに合わない男性が寄ってきますよ。まい子さん、ある種の男性の支配欲を刺激して開花させてしまうような女性だなという印象よ。だからこそ、まい子さんみたいな人は最初に「ノー」ということが重要で、「この男、自分を支配しようとしているな」と少しでも違和感をおぼえたら、すぐに逃げましょう。「女は逃げ足」ですよ。
まい子:そうですねぇ〜。でも、ユルフワを支配したい系男子しか寄ってこなくてぇ〜。
川崎:寄ってくる人の中から選ぼうとしたらダメよ。あなたみたいな人は、自分が好きになって自分からデートに誘うくらいがいいの。自分の意思と好みで男性を選ばないと、また変な男性につかまって、無駄な時間を過ごすことになりますよ。
自分からデートに誘うには!?
まい子:それは怖いですぅ〜。もぅ、すぐにでも結婚しないと、予定の28歳から、5年も過ぎてしまいましたからぁ。でも、自分からデートを誘うなんてできませんよぉ〜。
川崎:別に、軽い感じで「お食事行きましょう」だったら言えるでしょう?
まい子:わかりましたぁ〜。
川崎:アプローチだって、何もデートに誘って告白しろというのではなく、好きというエネルギ―をちゃんと発すればいいの。目を見つめたり、好きだということを思っているだけで、意外と相手には伝わるものですよ。
まい子:わかりましたぁ〜。
川崎:本当にわかってる!?

まい子:わかってますぅ〜。
川崎:それならいいけど...。そうやって自分が主導権を握れば、事故物件男性に出会う確率は減りますからね。
ユルフワ女子だから変な男が寄ってくる
まい子:でも、変な人が寄ってくるのって、喋り方のせいなんですかねぇ〜。フワフワしてるから、女の子っぽいって言われるんですけど、それが嫌でぇ...。私、ずっと海外留学してたんですけどぉ、日本にいると、いちいち「あなたは女子っぽい」とか興味を持たれるし、それにみんなオシャレで、オシャレをしていなかったら軽蔑したような目でみられるし、化粧もしないと変な目で見られるし...本当に嫌なんです。日本、つらぃ...。
川崎:まい子さんは個性的だけど人の目を気にしてしまうのね。雑音は無視していいのよ。そして、そういう「女子っぽい」と思って寄ってきた男性と付き合わなければいいだけじゃないの?
まい子:でも、間違って付き合っちゃうんですぅ...。
川崎先生の仰天・「重低音でキレた話」
川崎:別に付き合ったからといって、すぐに間違いに気づいたら「ごめん、違いました」と言ってもいいのよ? 私も昔ね、男友達とお付き合いすることになった時の話なんだけど、男友達から恋人に変わった初デートの時に、今まで私の事を「貴子さん」と呼んでいた彼が突然「お前さぁ」と言ってきたの。その瞬間、「お..ま..え…!?」と、私の口から地響きにも似た低い怒りの声が出てきたのよ。あまりの周波数で、レストラン中の人が凍り付きそうだったわ(笑)。「私お前って言われるの無理なのよね」といってどの場はとりつくろったんだけど、やっぱりそういう人だったから、それからすぐに逃げるように別れたわ。それに、彼も彼で「驚きの重低音でキレる女は嫌だ」と思ったのかもしれませんけどね(笑)。

まい子:川崎さんの「おまえ事件」に学び、もし付き合っても少しでも違和感を覚えた時点ですぐに逃げるようにしますぅ〜。
男に違和感を覚えたらすぐに、逃げろ!
川崎:それにしても、さっきからまい子さん「私はユルフワ女子じゃない」っていうけど、じゃあ実際はどんな人なんですか?
まい子:だらしなくて、ズボラで、面倒くさがりで、化粧が嫌いで、ファッションもどうでもいいと思っている、ヒモノですぅ〜。
川崎:あのね、まい子さん。私だってそうよ! 中身の8割はおっさんよ! ...