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FOOD 美女が行きたいレストラン

Vol.29恵比寿の裏路地にある、感動の肉BAL
妥協しない情熱の肉師がいる『89BAL』

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二人だけの秘密の隠れ家にしたい秘密の場所

美女が40’sと行きたいお店を紹介する連載「私をゴハンに連れてって」。今回は美しき料理研究家、永倉いちずさんのご登場です。美人顔をためらうことなく、クシャッとさせて笑う彼女。その表情とふんわり柔らかな口調が、その場の空気を優しく包み込んでくれました。

「男性とお食事をするなら、カウンター席が絶対いいです。だって、正面だと大きな口を開けて食べられないじゃないですか? 気兼ねなく会話も料理も全部楽しみたいんです」そんな彼女がリクエストしたのは、美味しいお肉とワインを楽しめるBAL。

と、いうわけで今回は、極上肉のみを仕入れる「肉師」がいる89BALをご紹介いたします。

こちらは昨年12月にオープンしたばかり。恵比寿の裏路地にひっそりと佇んでいます。


 

「隠れ家感が本当に素敵。賑やかな大通りから1本裏道に入るだけで、全く慌ただしさがなくなるのが不思議ですね。時間を忘れてしまいそう。男性にここへ案内されたら秘密の場所に連れて来てもらった気分になりますね」。

入ってすぐにご機嫌な笑顔を披露してくれた美女


 

 

店内のシックなインテリアに、ボードの文字のポップさが上手く溶け合っていて、良いアクセントになっています。

このBALには肉の品質はもちろん、その加工状態まで絶対に妥協しない肉師が仕入れをしています。その心を理解している業者との信頼関係が、とても大事なのだとか。


その肉師のこだわりを感じる最初の一品は、厳選和牛赤身三点盛り(5,500円税別)。中が赤っぽいですが、レアではありません。オーダーを受けてから低温でじっくり焼き上げ、その後しばらく寝かせて肉汁をしっかりと閉じ込め、そしてさらに香ばしさをプラスするために、表面を焼き上げています。焼き加減も部位によって違うのだとか。美味しさを最大限に引き出すための、なんという手間、なんという情熱。


美女はカメラに向かって微笑みながらも、肉をパクパク。「本当に美味しい!!」美女の箸が止まりません。肉がなくならないうちに撮影しなければと、カメラマンとライターは焦り気味で撮影。「この三点、同じ牛肉なのに、まったく別のものをいただいている感じ。違いが際立っています。調味料なしで、ここまで肉を楽しめるなんてビックリ。イチボは噛んだ瞬間にとろけて、肉汁と脂の甘味がまろやかな余韻を残してくれます。肩三角は濃厚な肉の味に感動しますね。私の好みはランプかな。柔らかできめ細やかな食感、旨味があるのにさっぱりしている」といちずさん。

美味しい! だけで片付けず、しっかり違いをコメントしてくれるところは、さすが料理研究家。わさびやゆず胡椒など、その肉と相性がぴったりの調味料との楽しみ方をスタッフが教えてくれますので、そちらも是非お試しください。


本日おすすめいただいたワインはこちらの2本。右はブルガリアのプティ・エニーラ(3,980円税別)。タンニンや酸味が多くない葡萄の品種「メルロー」のフレッシュさを存分に楽しめるワイン。とても口当たりが良く、お酒が強い人ならジュースのようにゴクゴクいけてしまいます。彼女を酔わせたいならこちらをどうぞ。左はイタリアのレオ リパヌス オッフィーダ ロッソ(5,980円税別)。濃密で優雅な味わいが肉との相性ぴったり。ゆっくり楽しみたいワインです。


「プティ・エニーラ気に入りました!コスパ、高いですよね」と美女もご満悦。他の人気のメニューはこちら。

黒毛和牛のたたき(1,480円税別)


A4.5等級の黒毛和牛を使用。まずは何もつけずに香ばしい風味と、しっかりと主張する肉の味を楽しんでみてください。特製のにんにく醤油やポン酢タレをつけても絶品。

松岡さん家の紅う鶏のたたき(890円税別)


熊本の松岡さんが育てた親鳥をさっと炙りたたきにしたもの。ここまで旨い鶏は中々ありません。噛めば噛むほどその奥深い味わいを堪能できます。

産直野菜のグリル盛り(1,480円税別)


 

こちらは決して箸休め的な添えもの野菜ではありません。味が濃い!仕入れは、美味しさに拘りを持って生産している農家さんから。大きくカットされているのが新鮮さと自信の表れ。

「男性に『これおすすめだから食べてみて』って、さりげなくテーブルに美味しいお料理を並べてもらえると嬉しいですね。初めてのお店なら尚更。男性は女性をここに連れてくれば楽だと思いますよ。だってどれもこれも、とっても美味しいから」と美女。

おひとりさまでも、気楽に食事を楽しめる居心地の良さなので、「行きつけ」にしてから彼女を誘ってみてもいいかもしれませんよ。「この肉をレアで」「この野菜だけ食べたい」なんて我がままにも応じてくれる、陽気でフレンドリーな店主が待っています。

Text : Kumi Koyama
Photo:Tatsuya Hamamura

 

89BAL
東京都渋谷区恵比寿4−27−3
03-6432-5993
ランチ 平日11:30~15:00(L.O 14:30)
ディナー 平日18:00~25:00(L.O 24:00) 
土・日・祝17:00~23:00(L.O 22:30)
http://89bal.com/


【今回の美女】
永倉いちずさん
(料理研究家 フードディレクター 専門学校講師)

企業のメニュー開発、飲食店やイベントのプロデュース、雑誌、新聞、広告などへのレシピ提案、執筆など幅広く活動中。料理教室も行っており、著書に「ichizuのワンプレートごはんレッスン帳」(主婦の友社)がある。趣味は食べ歩きとウインドウショッピング。お洋服が大好きという長身スレンダーな彼女。本日のファッションも素敵でした。

【ライター:小山久美】 大 阪生まれの京都育ち。都銀、ツアコン、英会話教室、専門商社勤務を経て、脚本家を目指すも道は厳しく断念。現在はフリーライターとして活動中。得意分野はインタビューと市場調査。生きがいは関西ならではのボケとツッコミで、自分より面白いすべての人が憧れの対象。趣味は油絵で妄想をキャンバス上で楽しんでいる。


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