「過ぎたるは及ばざるが如し」。なんでもトゥーマッチは恥ずかしいものです。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄過ぎ、色使い過ぎ……etc。普通でいいんです、普通で。そこで女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介します。今回は、レストランデートなどでも役立つブラックスーツの着流し術です。
LESSON.58 ブラックスーツの着流し方
フォーマル度の高いブラックスーツは、冠婚葬祭以外でなかなか着る機会がなく勿体ないと感じている読者の方も多いのではないでしょうか。最近はビジネスシーンでも着ている人が増えましたが、実はプライベートでも着こなし次第でかなり着回しの効くスーツなのです。
では、どうすればお洒落にカジュアルダウンできるのでしょうか…? その着こなしのテクニックを俳優のコリン・ファレルから習いましょう。
ブラックスーツのインナーにグレーのカットソーを合わせることで、こなれた着こなしができます。ブラックスーツに馴染むように、ミディアムグレーやチャコールグレーのシックなカラーを選ぶのがポイントです。落ち着いた印象と程よい抜け感を与え、崩しすぎない絶妙なバランスを生み出します。
それから、直線すぎるVネックよりも柔らかい印象を与える曲線のクルーネックを選ぶのもポイントです。肌の露出を増やして格好つけすぎると、「夜のお仕事」のような着こなしに見えてしまうので、異性から警戒されてしまいます。同じ理由で、派手なポケットチーフやキラキラしたアクセサリーも避けましょう。少し物足りないのでは…? と思うくらいがブラックスーツをカジュアルダウンするのに丁度良いのです。
ブラックスーツは決して地味ではなく、実は凄く印象的で個性的なスーツだということを認識して、大人のカジュアルダウンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Text:Satoshi Nakamoto
コリン・ファレルのように装うなら、こんなアイテムがおススメ
タイドアップだけではなく、カットソーやニットでカジュアルにも着崩せて、とにかく着回しのきくタリアトーレのブラックスーツ。コンパクトな肩周りや、絞られたウエストの作りなどイタリア製ならではのモダンなデザインと着心地の良さが魅力的です。
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