編集者・ライターという仕事の魅力
石根:WEBメディアという世界中につながっている場所で、自分の良いと思う事を記事にし、それがスピーディーに世の中に伝えることを仕事にできるなんて、単純にドキドキ・わくわくします(笑)。それに、WEBの世界はすぐに反応がある。タイトル一つとっただけで、反応が全然違いますよね。そのリアルな反応が楽しくて楽しくて。
西内:たしかにそうですよね。WEBやネットの世界って、まだまだ成長産業というのも聞いたことありますし、これからもドップリつかっていきたいですね(笑)。
石根:でも、一方で反応がとても不安ですよね。私の場合は、記事1つ1つ出る度に、頻繁にチェックして、SNSのシェア数や反応、PVにはらはらしてます(笑)。私は、ライター・PRパーソンとして、まだまだ発展途上で、実力不足を日々感じています。人の心を動かす伝え方を磨くため、引き続き1歩1歩がんばりたいですね。
西内:ちなみにお話は変わりますが、石根さんは私のイメージで「恋多き女」なのですが、恋愛についてはどうでしょうか?
恋多き女の本音
石根:いきなりですね(笑)。えっと、まず私、こういう生き方をしているので、基本的にフラれるんですよ(笑)。
西内:そうなんですか!? 神戸の大学生の頃からメディアにひっぱりだこで、有名で、可愛くて、まさかそんな石根さんがフラれるだなんて、世の中の男、どうかしてますね。
石根:ありがとうございます、西内さん大好きです(笑)!しかもそのフラれかたは2パターンに決まっているんですよ。1つは「俺ってお前にとって、何なの?」、もう1つは「女じゃなくて戦友にしか見えなくなった」というものです(笑)。
西内:なるほど! たしかに、その言い分なら男性の気持ち、分かります(笑)。
石根:そうなんですよ。たしかに学生のころから、イベントを企画したり、長い1人旅にでたり、自分がやりたいことを実行してきました。そして1度ハマると周りがみえなくなり、確かに恋愛について考える時間や物理的な時間も減るんですよね。そんな自由すぎる私に、男性は段々距離を感じて離れていくのでしょうね...。あとは、なにかしらを頑張っている方とお付き合いした場合は、「もう戦友にしか見えない...」という風になるんです。もうどうすればいいのやら…。
西内:それは、どうしようもないですよね。改善の余地なしと言いますか(笑)。でも、強いていうならば、石根さんのことを「戦友」とも思わないような、「圧倒的にスゴイ彼」とお付き合いすれば良いのでは?
石根:うーん、確かに傾向としては、「自分より圧倒的にすごい男性」がタイプでした。すごいってとても曖昧ですが、どんなジャンルであれ、「あー、この人には絶対に勝てないな」と思う人です。でも、今は「圧倒的にスゴイ人」よりも「高め合える関係の人」の方が素敵だなと思います。
西内:でも、石根さんが「この人といたら高め合える」と思う男性って、結局は「スゴイ人」なんじゃないかと思うのですが...。
石根:そんなことないですよ(笑)。何か熱中できるものを持っている人であれば、それで良いんです。それにしても...この連載、私の男性のタイプなんか聞いて、需要あるんですか? 大丈夫ですか? 講談社さん...。
西内:ありますよ! そして、そういう連載なんですから!
失恋で傷ついた心の癒し方!?
石根:それなら良かったです(笑)。まぁでも基本振られるんですよね。ものすごく心に穴が空いた失恋では、よく1人で海に行き、2時間くらい、ボーッと海を眺めたりしていました...(笑)。
西内:かなり病んでますね!
石根:ですよね(笑)。海をいくら眺めてもどうしようもなくて、ある先輩から「ラオスいってメコン川っていうバカの川をみてこい! バカみたいに広い川が流れてるから、それを見たらどうでもよくなるだろ!」というお言葉を頂いたんです。それで、1人で傷心旅行にラオスに旅立つことにしました。ラオスで、バカの川に元気をもらおうと思ったんですよね(笑)。
西内:やっぱり、かなり病んでいたんですね! でも、
石根:本当に何事も無駄なことはないということですよね。苦しかった失恋も、今の道を示すキッカケをくれたことに感謝しています。とまぁ、いろんな恋愛をしましたが、基本的に恋人や好きな人って、自分が傷つくことも、相手を傷つけることも含め、一番向き合う関係だと思うんですよね。だから、今までお付き合いした方には、向き合ってくれてありがとうと素直に思います。って私なにいってるんだろう…。
西内:そんな石根さんは、結婚願望ってあるんですか?