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LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

【婚活道場】女のプロが、結婚できない理由を徹底解明

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川崎:竹山さんがことごとく2回目のデートに繋げられないのは、1回目の接待が失敗だっということを意味しているんですよ。それにしても竹山さんは大手企業で花形の仕事をしているのに、チャラチャラした雰囲気が一切ない珍しいタイプですよね。

竹山:そうですかね…。でも最近、少しくらいチャラチャラしたほうがモテるんじゃないかと思って、表参道に住み始めたんですよ!!

川崎:はい?

竹山:表参道に住んでいるって言ったらモテそうだし、女の子をあわよくばお持ち帰りできるかなと思って!

川崎:あのね竹山さん、海の生物なのに山の生物のフリはしないほうがいいですよ…。

竹山:え...そうですか? 表参道に住んだの、失敗でしたかね...?

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婚活のアドバイスをする川崎貴子

川崎:大変言い難いですが、失敗だったかもしれないですね。さっき、お話しする前に、女性と自然に出会いたいとおっしゃっていたけど、表参道って独身者が気軽に一人常連になれる店も少ないので、フラッと1人で行って人と知り合えるような場所が多い下北沢とか、三茶とか、1人暮らしが多い街の方が、イメージとしても竹山さんのニーズに合ってたんじゃないかしら?

竹山:そうですか…。3ヶ月しかたってないですが、引越しを検討します。

川崎:えらく素直ですね...。でもやっぱり、身の丈と自分のニーズに合った場所に住むと良いと思いますよ。住む場所と出会いの多さや質は直結しますからね。

竹山:分かりました。でも、良い出会いがあったとしても、実際にどうやって女性を楽しませてあげればいいか、よく分からないんですよね。

川崎:じゃあ、1回私とデートの練習をしてみましょうか?

竹山:いいんですか。でも、ドキドキします。

川崎さんと竹山さんの妄想デート

川崎:はい、はじめますよ?「乾杯♪」

竹山:「か、乾杯…。あ、あの、緊張しちゃいます。こんなに綺麗な方と飲めるなんて。

川崎:「まあ、お上手ですね。結構いろんな人に言ってるんでしょ?」

竹山:「いえ、思っていないと、言えないですよ…。」

川崎:......えっと、いいですか? 竹山さん、かなりの棒読みですよ?

妄想デートまさかの終了...

竹山:...ごめんなさい! 緊張してしまいまして!!

川崎:それにしても、「こんなに綺麗な方と飲めるなんて」なんてセリフを言うなんて、イメージが違いますね。普段もそうやって直球で褒めるんですか?

竹山:は、はい。ダメですかね?

川崎:そうね、距離の詰め方が早すぎる気がしますね。もっと打ち解けてからでいいのでは? さっきも言いましたが、距離の詰め方に慣れてない人を女性は警戒します。恋愛慣れしている男性ならともかく、互いにリラックスしてからでいいのでは、次は私がリードするから、もう一度デートの練習をしましょうか?

気を取り直して、妄想デート2回目!

川崎:「乾杯♪ ここ、素敵なお店ですね。」

竹山:「ありがとうございます。調べた甲斐がありました。」

川崎:「こういうバーって、よくいくんですか?」

竹山:「そうですね。仕事の付き合いでもよく行きます。」

川崎:「バーがすごく好きなので、嬉しいです。普段、おやすみの日は何をされているんですか?」

竹山:「休みの日はライブをみに行ったりするんです。」

川崎:「素敵ですね! 誰のライブに行かれるんですか?

竹山:「海外のアーティストが好きなので、旅行も兼ねて海外にいったりもするんですよ」

川崎:「海外にまで? 凄い行動力ですね! 誰のライブがよかったんですか?」

竹山:「○○というアーティストのライブがチェコでありまして。」

川崎:「チェコですか。行ってみたい国のひとつです。観光はされたんですか?」

竹山:「とてもきれいな街で、あれもこれも良かったのでどれから話そうかな...。」

 

川崎:...と、こんな風に相手の好きなものを聞いて行くんですよ。インタビューと違うところは、自分がしたい質問をするのではなく、相手がしてくれたら嬉しいであろう質問を、あたりを付けながらするところです。

さすが、女のプロの妄想デート!

竹山:なるほどー!

川崎:竹山さん、雑誌記者なんだから絶対に得意なはずですよ? 是非一度、デートでも気を抜かずに女性へのインタビューを試してみてください。竹山さんの自虐ネタの時間を、「聞き役」に徹して彼女がどんな人なのか、興味を伝えましょう。じゃあ、次は共感の練習をしましょうか。

竹山:共感?

川崎:よく、女性が相談する時っていうのは解決策が欲しいんじゃなくて共感してほしいだけっていうじゃない?

竹山:そうですね。でも、ついつい解決策を考えて言ってしまうんですよね。

川崎:そうそう、それは絶対にダメですよ。尋ねてもいないのに解決策を言われると、女性は「最後まで話を聞いてもらえなかった」「自分が受け入れられていない」と感じます。だから「それは大変だったね〜」とか「頑張っているんですね」と誠実に相槌を打つだけでいいんですよ。女性というより、全て人は「誰かに自分の話をちゃんと聞いてほしい」と思っていて、聞いてもらえるだけでストレス値が下がるんです。「この人といると、なんだか心が楽になるな」「気付きがあるな」と感じる人には信頼と好感を抱きます。だから、ほら、竹山さんも言ってみて?

竹山:「嫌だったんだね〜♡」「頑張っているんですね♡」

川崎:えっと...竹山さん、私の言葉をマネしているからか、オネエみたいな話し方になっていますよ…。あと、相槌のボキャブラリーを増やす事。繰り返しだと「実は聞いていません。」というメッセージになるから気を付けてね。

竹山:ごめんなさい!! 以後、気をつけます...。

婚活のアドバイスをする川崎貴子

結論、竹山さんは結婚できる!?

川崎:竹山さんも仰っていた通り、まずは結婚よりも彼女をつくることが先決ですよね。竹山さんに彼女ができない理由は、まず、デート中に自分のマイナス要素を喋りすぎ。そして、いきなり距離を縮めすぎですね。初デートは女性に「自分を解ってもらう場」ではなく、接待するくらいの気持ちがないと、今のままでは厳しいですね。お互いが対等になるのなんて、お付き合いしてからで十分。また、せっかく雑誌記者としてのスキルがあるのに、それを生かせていなさすぎる。彼は、彼の好きな「クールでツンとした女性」の生態を知らな過ぎます。どこに生息していて、何を好むのか。まずは「好きなタイプの女性」の行動パターンを知るためにも、いきなりデートより取材が有効だと思います。そして実態をとらえること。そこで初めて、どうやって相手を口説けば良いかを考えられるようになると思います。そうすると思い込みで行動することがなくなるのではないでしょうか。表参道に住むとか(笑)。大人の恋愛は、ある種情報戦ですから、行き当たりばったりにぶつかっているだけではダメ。大人には大人の戦い方があるということを自覚して、今後のデートに挑むことさえできれば女性とのお付き合いと結婚のチャンスもつかめると思います。

一、雑誌記者のスキルをいかし好きなタイプの女性を徹底的に取材すべし
一、女性が何を求めているのか実態をとらえてから口説きの作戦を考えるべし
一、デートで気をぬくべからず! 初回デートは究極の接待だから
一、自分のネガティブな情報を初回で相手にぶちまけるべからず
一、「恋愛は情報戦」と魂に刻むべし

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婚活のアドバイスをする川崎貴子

最後まで読んでいただいてありがとうございます。迷える男女の婚活相談、いつでもお待ちしております♪

Text&Edit:Yuko Nishiuchi
Photo:
Mitsutoshi Watanabe

 

【川崎貴子 プロフィール】
1997年に女性に特化した人材コンサルティング会社、株式会社ジョヤンテを設立。経営者歴19年。女性の裏 と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は1万人以上。婚活結社「魔女のサバト」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳 の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)『上司の頭はまる見え。』(サン マーク出版)など。

〜婚活結社 魔女のサバト〜
http://ninoya.co.jp/service/sabbath

婚活のアドバイスをする川崎貴子

【今回訪れたBar“ラズィール”】
それは、南青山にひっそりと佇む大人の溜まり場。地下へと続く階段を降りれば、あの北野武さんが力強い筆で壁にあしらった「強く生きよと母の声、死ねと 教えし父の顔、走る時代の歯車ならば、人にかくれて生きるもよし!」 という書が私たちを盛大に出迎えてくれる。女性バーテンダーが丹精込めて作るお酒が、数々の大御所を癒しの世界へと誘ってきた。シャンパン、カクテル、ワインは勿論のこと、なんといってもオススメは自家製のレーズンバター。キーンと冷えた美しい氷の上に並ぶ上品な甘みのレーズンバターとワインの組み合わせは絶品。是非大切な人と足を運んでみてはいかが。
住所:東京都港区南青山3-5-4 B1(外苑前駅5分、表参道駅8分)
TEL:03-5410-0580
営業時間:月曜~土曜19:00~翌3:00
定休日:日曜
URL:http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0354100580/index.html

 

 

 



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