「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎというのはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄過ぎ、色使い過ぎというのは、イイ歳して痛いものです。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしている大人のセレブたちをピックアップし、その中からイマドキの着こなしやアイテムをご紹介します。
Lesson.47 ジョー二・クルーニーに習うデニムシャツのインナーの使い方

季節を問わず、どんなスタイルにでも着回しのきくアイテムとして人気のデニムシャツ。今年の冬ももちろん、FORZA世代に欠かせないワードローブのひとつとして注目されています。そんな爽やかさがウリのデニムシャツを、もっと男らしくワイルドに着こなしたい……。大人だからこそ似合う余裕を感じさせるコーディネートをハリウッドスター、ジョージ・クルーニーから学びます。
難易度の高いデニムオンデニムで決めた上下に、年季の入ったレザーのシングルライダースをサラリとコーディネート。裾出しや、ボタンを開けた無造作なシャツの着こなしによって、ワイルドかつセクシーな着こなしを生み出してます。ピタピタでもなく、ゆったり過ぎないレザーの絶妙なサイジングも大人の余裕を感じさせるポイントです。(このサイジングが実に難しい)
足元に合わせたベージュのスエードブーツが、上品さを引き出し、無骨すぎない柔らかい印象に。これから本格的な冬にかけては、上質なカシミヤのニットをインナーにプラスするのもありですね。キメキメな着こなしが照れくさいイケフォー世代(40代)だからこそ刺さる、ジョージ・クルーニーの粋な着こなしを参考にしてみてはいかがでしょうか?

インディゴ染めのヤコブコーエンのデニムシャツは、絶妙な色落ち加減が最大の魅力。コンパクトな肩幅や上品なシルエットは、ストレッチが効いていて、ストレスを感じさせません。本格的なイタリアメイドの高級シャツ仕立てにより、ラグジュアリーさを感じさせる逸品です。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto