40男のパリは馴染みエリアに定宿を作る
そして、パリジャンのように昼も夜も過ごしたい
言わずと知られたフランスは、世界一の観光国家。年間8300万人以上がこの国を観光目的で訪れます(ちなみに日本は830万人ほど……)。中でもパリはその最たる目的地。美術館、ショッピング、カフェetc.楽しみは尽きません。そして、日本の女性はパリが大好き。ゆえに、彼女たち向けのガイドブックはあまたあります。もちろん、男性だってパリ、好きです。が、僕たち向けのガイドブックはあまり見ない。ならば、『FORZA STYLE』で作ってしまえ! と思い立ち、パリ在住15年のスタイリスト兼コーディネイターに依頼!
もちろん、パリはいま悲しみの涙に濡れる街であり、面白半分にこの街に触れることは不謹慎だとも『FORZA STYLE』は思っています。が、パリ在住の著者は「私たちはがんばって日常を取り戻そうとしています。つらいことだけじゃない、やっぱりパリは楽しい街なんだということをこの連載で知っていただき、また観光客の笑顔で溢れる街を見たいのです」と。
題して、「男たちのパリ歩き」。これを見て、パリに行きたい、パリ旅行の参考にしたい、そして、パリを元気づけたい、と思っていただければ幸いです。それでは、第1回をお楽しみください!
ボボ(ボヘミアンブルジョア)が住むお洒落エリア10区で人気の『HOTEL AMOUR』。その2号店、その名も『HOTEL GRAND AMOUR』が11月23日にオープンして、今パリジャンの話題になっています。
テーマが異なる42部屋を用意し、内装はシンプルにベットとお風呂(またはシャワーのみ)のみ。アーティザナルで作られているタイルはポルトガルから、デコは蚤の市などで見つけたヴィンテージとシンプルながらもこだわりが。うれしいのはアメニティがエルメス!
印象的な廊下のカーペットはPierre Freyとのコラボレーション。シックでエロティックな雰囲気が素敵です。一階にあるカフェバーはアンドレがこだわって古き良きパリのブラッスリーを再現。いつでも美味しいコーヒーが飲めるようにとバリスタがいます。ランチやディナーも食べられるというのでそれだけで利用するのもいいかもしれません。
中庭もこれから準備をしていくというので、季節がよくなったら中庭でアペリティフもロマンティックでいいかもしれません。サンマルタン運河にも北マレにも歩いていける人気のエリアで住むようにパリを滞在し、パリジャン気取りをするには最高のロケーションです。
Text:Masae Takanaka
HOTEL GRAND AMOUR
18, rue de la Fidelite 75010 paris
+33-1-44-16-03-30
http://www.hotelamourparis.fr/grandamour
スタンダードルーム(シングル)80ユーロから
タカナカ・マサエ
在仏15年のスタイリスト、ファッションコーディネーター。時々イラストレーター。愛犬ナナとパリをいつもパトロール中。