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この夏の腕時計の話題をさらう
ザ・ローンリング・ストーンズとのコラボ第2弾!

1969年は、奇しくもスイス時計業界の運命を変える2つの出来事がありました。前者は後のクォーツショックに繋がる、日本のセイコーによる世界初のクォーツムーブメントの開発。後者もこれまた世界初となる、ゼニス社のクロノグラフの自動巻きムーブメント「エル・プリメロ」の登場でした。

エスペラント語でナンバーワンを意味する「エル・プリメロ」はその名のとおり、世界初の自動巻きクロノグラフであるのと同時に、史上初のクロノグラフのハイビート化に成功した不世出の名機です。当時の腕時計のムーブメントは、毎時1万8000回から2万1600回の振動数でロービートと呼ばれる振動数が主流でしたが、「エル・プリメロ」は何と脅威の毎時間3万6000回! まさしくモンスターのような存在で、抜きん出た精度を見事に叩き出したのです。

それから時を越えて、「1969」という数字は、ゼニスとあのロック界のスーパースターを結びつけます。それこそが、ザ・ローリング ストーンズとのパートナーシップの契約でした。昨年発売された限定モデルに続き、ゼニスの150周年を祝福する、「エル・プリメロ クロノマスター1969 トリビュート トゥ ザ・ローリング・ストーンズ」を発売しました。

この限定モデルの第一の特徴は、やはりDLCコーティングのチタンケースでしょう。ちなみに同色の黒で統一されたベルトには、イギリスの国旗とかの有名なリップス&タンのロゴの型押しがさりげなく施されています。続いて注目したいのが、文字盤です。針はグループのリーダー的存在であるキース・リチャーズが愛用するギター、フェンダー社のテレキャスターのネックのフォルムが採用されています。同じようにLPレコード盤をイメージさせる30分積算計と12時積算計は遊びを効かせながらも文字盤全体とうまく調和しています。これらをまとめる薄いベゼルの存在を忘れてはなりません。

11時位置の開口部からも姿をのぞかせる心臓部を守るのはムーブメントは、COSC(スイス公式クロノメーター検定協会)によるクロノメーター認定の自動巻きエル・プリメロ4061。裏蓋はシースルーバッグの仕様で、ローターにはリップス&タンのロゴと限定モデルであること記す刻印が施されています。

ゼニスが築き上げた伝統とザ・ローリング・ストーンズのアイコン、そこに最新のトレンドと技術が詰まった話題の限定モデル。すでに争奪戦がはじまっているそうですから、気になる40男の皆様、週末のデートの合間を縫って、ぜひ店頭へいかがでしょうか。またとないこのチャンスをお見逃しなく!

Text: FORZA STYLE

ZENITH El Primero Chronomaster 1969 Tribute to The Rolling Stones
自動巻き(エル・プリメロ4061)、DLCコーティングチタンケース、45㎜径、10気圧防水/145万円[税抜] ※世界限定1000本

【問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン(株) ゼニス
03-5524-6420
www.zenith-watches.com/

 

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