「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎというのはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄過ぎ、色使い過ぎというのは、イイ歳して痛いものです。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしている大人のセレブたちをピックアップし、その中からイマドキの着こなしやアイテムをご紹介します。
Lesson 28 ヨハネスヒューブルに学ぶ夏のネイビージャケットスタイルに合わせるシューズ
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夏場でも定番のネイビージャケットは、オンでもオフスタイルでも外せないコーディネートなのですが……。ブラックやブラウンのカーフのシューズだと、どうしても重く見えてしまいます。そこで、ネイビージャケットスタイルが涼しげに見えるこの時期にぴったりなシューズ選びを常連のファッショニスタモデル、ヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
彼が素足に履いているのは、毛足の短いベージュのスエードローファー。夏場にスエード!? と思われるかもしれませんが、肌なじみの良いベージュのスエードは、夏場にはぴったりな素材なんです。もちろん、薄手で柔らかい肌当たりの良い素材がベスト!
干場編集長がこよなく愛するイタリアの定番の色合せであるアズーロ・エ・マローネ(青と茶)の盛夏バージョンとしてもピッタリなコーディネートです。パンツを濃度が30~40%位の薄いデニムに替えれば、オフのジャケットスタイルとしても履き回し可能です。この時期のネイビージャケットの相棒に、ぜひベージュのスエードローファーを買い足してみてはいかがでしょうか。
返りの良い薄いソールと肌当たりの良い柔らかいスエードのアッパー素材は、夏場でも軽くて履きやすいスリッポン。タッセルがシンプルなデザインのポイントになってさり気ないオシャレさをプラスします。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto