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CAR 九島辰也のCAR STYLE

イケてるクルマ選び 略して“イケクル”
第2回 ジープ・レネゲード

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イタリア解釈のアメカジは
クルマでも男心にひびきます!

モータージャーナリスト九島辰也が、イケフォーへ向けたクルマ選びを提案する連載を先週からスタートさせました。

格好よくて、走りがいいだけではない、ミドルエイジのライフスタイルをより楽しく、豊かにするクルマ生活を当連載では考えています。題して、「イケてるクルマ選び(略してイケクル)」。

第2回となる今回は、日本ではこの秋発売が開始される小型のジープ、レネゲードを紹介します。果たして、このクルマはアラフォーに何をもたらすのでしょうか?

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サイズ:全長4,255 ×全幅1,805× 全高1,695mm 



ジープと聞いてアラフォー男性はどんなイメージをもたれるだろうか? ヘビーデューティなイメージ、泥だらけのタイヤで林道を走っている姿を思い浮かべるだろう。

とはいえ、ジープとて流行のSUV。ハードさど真ん中のジープ・ラングラー系ならまだしも、そうでないモデルは現代的な、街乗りのキャラクターももっている。

今年2月にアメリカ、サンノゼ近郊で試乗したレネゲードはまさにそんなモデルだった。


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エンジン:直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボ 総排気量:1,368cc 



レネゲードという名前こそジープ伝統のひとつで、70年代のグレードに使われたり、2001年にリリースされた二世代目チェロキーの派生モデルにあてがわれたりした。が、今回の中身は別モノ。いたって現代的なクルマに仕上がっている。

というのも、基本構造はフィアットのニューモデル500X、もっというとそのベースとなる500Lと共有する(ともに日本でも人気のチンクエチェントの顔をもつ。前者はSUV、後者はミニバンのキャラクター)。つまり、ジープといえどもフィアット製なのだ。エンジン横置きでFWD(前輪駆動)を基本形とするのはそれが理由となる。

よって、試乗した感想は、「これがジープ?」と思うほどオンロードを得意とする。カリフォルニアのワインディングとフリーウェイをガンガン走り回ったが、ジープファミリーであることを忘れるほど快適に走りきった。

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駆動輪:前輪 トランスミッション:6速乾式デュアルクラッチAT 価格:未定(以上OPENING EDEITION&LIMITEDモデル) ※TRAILHAWKのみ4WD



それじゃオフロードは不得意なのかといえばそうじゃない。試乗コースにはしっかりオフロードも用意されていて、その実力を見せつけた。ダウンヒル、ヒルクライム、モーグル等々、かなり過激なコースも耐えきった。

もちろんジープなのだから当然といえばそうだが、ここは開発陣の意地でもあったようだ。基本構造はイタリア製でもデザインと4WDシステムはジープオリジナル。よって、アプローチ&ディパーチャーアングルなど、最低限必要なところはしっかり計算される。

ちなみに、なぜフィアット製かというと、いまやフィアットとクライスラーは同じ会社だからだ。ダイムラーとの合併を解消したクライスラーはリーマンショックでチャプター11が施行されるなどいばらの道を歩んできた。そして2012年以降フィアットをパートナーとしている。

ということでレネゲードはアメリカとイタリアのハーフということ。ファッションでたとえるとレイバンやブルックス ブラザーズあたりだろうか。アメリカンのタフさと、イタリアの洒脱なデザインの融合はアラフォー男性の大好物。このクルマも期待大。

Text:Tatsuya Kushima

九島辰也
モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2015-2016日本カーオブザイヤー選考委員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員http://www.tatsuyakushima.com/index.html

 

【問い合わせ】
http://www.jeep-japan.com/renegade/special/


【動画】
ライフスタイルを豊かにする。レネゲードの動画もご覧ください。



 







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