いつでも真っ白なまま着たいから
白いTシャツは必ずまとめ買い
僕にとって、白のTシャツは定番中の定番。いつの時代もなくてはならないものでした。中学生時代のヘインズに始まり、フルーツ・オブ・ザ・ルームなどなど。本当にいろんなブランドのものを試してきたんですが、最近気に入っているのがギャップと今回ご紹介するバナナリパブリックのTシャツです。
実際に着てみるとわかりますが、フィット感や着丈なんかがパーフェクト。オーソドックスなデザインですが、少しスマートなシルエットというサジ加減が絶妙なんですね。
タグのところに「SOFT WASH」の文字が入っているものは、60分のデリケートウォッシュのあとに酵素洗い加工を施して、着古したような風合いに仕上げているそうです。この感じがまたいいんです! テロンとした質感が、今の少しルーズな感覚のスタイリングとよく合うんです。もちろん、100%コットン製。一枚で着るのはもちろんですが、ジャケットのインナーとしても重宝しています。
これで一枚2900円。僕はクルーネックとVネックをまとめ買いしました。
白いTシャツは真っ白なまま着ていたいというのが僕のこだわり。だって、いい歳こいたオヤジが黄ばんだTシャツを着ていたんじゃダメでしょう。歳を重ねると、加齢によるシワ・シミができて、ただでさえ汚くなっていくのですから、服ぐらいはなるべくきれいなものを着るべきかと……。清潔感はもっとも大切にしなければいけないポイントです。そして、汚れてきたらすぐに靴磨き用の布にする。白いTシャツは高価のものを後生大事に着続けるより、これくらい割り切って付き合ったほうがいいと思うんです。
ただ、着るときは、ネック部分は最初に必ず伸ばしたり、袖口を2回折り返したりという、ひと手間は加えます。適度なこなれ具合が、Tシャツの醍醐味ですから。
こういうふうに、アイテムによってモノ選びの基準を変えるのもエコラグの考え方。消耗品は古くなったらすぐ替えるほうが、理にかなっていると思うんです。エコラグ……。ラグジュアリーとはつきますが、あくまでエコノミックが重要なのです。湯水のようにお金があり余る人なんて、わずか数パーセントですからね。僕ら一般庶民は、心の贅沢ができることが肝心だと思うのです。そんな賢いお買い物を、毎回お伝えすることができれば幸いなのですが……。
Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE
エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
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