サトシーノいよいよ初顔出し！うそでしょ!? 奇跡の２ショット。
34歳、只今イケフォー見習い中の編集部員サトシーノが小誌編集長の干場(ほしば)のコーディネートを徹底解剖！ 第7回目の後編は、干場が溺愛するポロシャツ、ラコステの定番「L1212」のコーディネートに使ったシアサッカーのスーツについて突っ込んで聞いてみました。それが、まさかの……。では、続きをどうぞ！
サトシーノ「干場さん……。ってか、今日、来て早々目を疑いましたよ（笑）」
干場「そうだよ！ まさかのお前とドンがぶりじゃないか！」
サトシーノ「ホント何も打ち合わせしてないのに、ここまでかぶると気持ち良いっすね。本当に気持ちいい。っていうか気持ち良い。気持ち良いっすよねよねよね～（笑）」
干場「なんで４回も言った？ しかも何だよ。よねよねよね～って。フツー気持ち悪いだろ（笑）。講談社、護国寺、こんな狭いエリアで同じ格好。しかも、23階の編集部に俺とお前みたいなニコイチいたら引くだろフツーに！ 勘弁してくれよ（笑）」
サトシーノ「すいません。でも、こんな風にかぶるなんて、まさに遺伝かな～と（笑）」
干場「アホか。それを言うなら以心伝心！ っていうか、お前と以心伝心とかあり得ない。マジであちらの世界の住人に見られるじゃないか。勘弁しれくれ！」
サトシーノ「ですよね、すいません。っていうか、そのシアサッカーのスーツ、むちゃ格好いい！ どこのなんですか!?」
干場「あ、これね。って人の話聞いてんのかよ？ これは、こないだ、たまたま時間空いたときにストラスブルゴで買ったんだよ！ オリジナルレーベルのICHORAIのやつ。この肩まわりのなで肩の作りとか、ブルーじゃなくてグレーのラインがシックで俺好みだったから気に入ったんだよね」
サトシーノ「確かに比べてみると同じシアサッカーのスーツでも作りもデザインも違いますね～」
干場「サトシーノのタリアトーレだっけ？ それも良いじゃん。ちょっと着させてみん。あ～なるほどね～。確かに肩まわりキチンと作ってる。構築的。これはこれで良いじゃん。お前もコレ着てみろよ！」
サトシーノ「お～っ！ 軽！ しかも肩まわりが楽！ なで肩に見えますね。うわ、これの方が良いかも。俺、コレ欲しくなりました。干場さん、申し訳ないんですがコレくださいませんか？」
干場「ははは！ なんなんだよ、いきなり下さいませんか？って（笑）。 俺の方が、ちょっとアメリカものっぽいんだよ、仕立てが。でも、こうやって、いろいろ着てみなきゃ、洋服の良さなんてわからないだろ？ 着なきゃダメなんだよ。ショップに行ってもそう。俺は、必ず薀蓄よりも自分の身体の感覚を信じるんだ。人にすすめるものは、自分が納得しないとできないだろ」
サトシーノ「そうっすね、でも僕、実は生まれて初めて買ったんすよ、シアサッカーのスーツ。なんか、感覚で今年はコレがいるような気がして……。干場さんって、シアサッカーのスーツってどんな時に着てるんですか？
干場「夏のクーズビズ用って感じかな～。例えば、今日はラコステの撮影だったから、インナーポロシャツだけど。白の麻シャツにさ、ネイビーやブラックのニットタイを合わせて白の麻のチーフして、足元はトラッド風なタッセルやローファーで合わせる。この靴は、ブルネロ クチネリなんだけど、見た目軽いコードレーンの素材もこの赤味のあるブラウンがあるとグッと締まるだろ？ シアサッカーは絶対に濃いめの色で締めるのが大切なんだ」
サトシーノ「僕も、朝インナーに白のGAPのTシャツで着てみたんですけど……。なんか軽すぎちゃって、ネイビーにしました」
干場「だろ！ 今って梅雨で6月。だから白のインナーだけっていうのは、時期的にまだ早いんだよ。これが８月上旬とか真夏真っ盛り！っていう暑さがピークの時は、逆に白の分量を増やすと良いんだ。盛夏に近づくほど、どの色でも白の分量を増やしていけば軽やかに見える。色と季節はリンクするから、インナーの色使いもコーディネートには大切な要素なんだよ！」
サトシーノ「なるほどな～。勉強になります！ まるで塾みたいっすね！」
干場「何言ってんだお前！これ、干場塾だろ（笑）。勉強しろ！ってか、ちゃんとメモっとけ！」
サトシーノ「あ！そうだった～。すみません、干場さんのすべらない話聞いてたんじゃなかった（笑）」
干場「アホか。とりあえず、面白いから今日は一緒に写真撮っとこうぜ！」
サトシーノ「ええええ！ マジ？っすか。いよいよ、『FORZA STYLE』で俺、初顔出しっすね。あ、干場さん、俺これから展示会行かなくちゃいけないんです、すみません！ 続きはまた」
干場「ってなんでやねん。今回はお前が途中退場かよ！ 新しすぎる（笑）。とりあえず展示会行ってきなさい！ 今日はここまで」
Photo,Text：Satosi Nakamoto
