「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎというのはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレ ンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄過ぎ、色使い過ぎというのは、イイ歳して痛いものです。そこで、女性の本音を大切に考える 『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしている大人のセレブたちをピックアップし、その中からイマドキの着こなしやアイテムをご紹介します。
Lesson.23 ファブリツォ・コロナに習う焼けた肌を武器にするモテサバな色合わせ
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毎年、夏になると海に、バカンスに、と出掛けて、戻るとまぁ見事に真っ黒に焼けてしまった肌。ビビットな色や派手なプリントなど、確かに焼けた肌には相性が良いのですが、どこかチャラチャラして見えてしまいがち……。そこで今回は、セクシーな焼けた肌に馴染む40男のモテサバ(※女性たちからも好感度の高い、シンプル&ベーシックでモテるコンサバスタイル)コーディネートをこの人からピックアップ。
日本ではあまり知られてはいませんが、ファブリツォ・コロナといえば、パパラッチの世界では良くも悪くもイタリア1有名。そのルックスと不良っぽい着こなしで、撮られる側としても注目を集めてしまうのですが……。悪評も高いので人間性の話はココでは置いておいて、イタリア男ならではの不良っぽいこなしは絶品なのです。
ブルーベースのシャツにコットンパンツと、至って普通のコーディネートなのですが、注目なのは、その色味。焼けた肌に馴染むワントーン落とした、くすみを感じさせるんです。ベーシックなシャツ、パンツのコーディネートもこの曖昧でくすんだ色みを選ぶと、焼けた肌をより男らしく、ワイルドに見せる強い味方になってくれるのです。
素材を風合いの良いリネンやコットン中心にすることで、リラックス感が生まれ、さらにこなれた印象に。あと、焼けた肌のアフターケアも、もちろん忘れずに! せっかく格好良く決めても、カサカサお肌ではモテサバから遠退きますから(笑)。
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ジャパンメイドのリネン100%のシャツは、グレーとブルーの間をとった曖昧な色目が特徴。焼けた肌に馴染む大人のシャツです。洗いざらしで一枚で着るのがオススメ。
程よく色落ちした茶のコットンパンツは、テーパードした美脚シルエットです。クリース入りでドレス感が強いデザインですが、あえてロールアップしてサンダルやスニーカーでハズすコーディネートが抜け感を生み出します。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto