世界遺産にも認定された葡萄畑を眺め、元ワイン商の旧家を利用したワインアカデミーに学ぶ。
梅雨に入ったばかりなのに「今年のヴァカンスはどちらへ？」だなんて、気が早い……と、思っているうちにその時はすぐやってくるものです。フォルツァ読者の中には、長期休暇のたびに海外旅行へ出掛けているという方も少なくないと思いますが、 その土地その土地の豊かな文化に触れてたくて旅に出たのに、宿泊先のリゾートホテルに入った途端、「リゾートって、こんな感じでしょ？」みたいな、どこか画一的に整えられた上質感に甘んじてしまったことはないでしょうか。
そういった安易なリゾートホテル作りに対するアンチテーゼとして誕生したのが、今回ご紹介する「シックスセンシズリゾート＆スパ（1995年の創業以来、これまで中国（６月15日オープン）・タイ・モルディブ・ベトナム・オマーンにて展開）」であります。
"箱"としてのホテルを作るだけではなく、自然環境やその地域社会との共生を理念に掲げ、環境・地域活動を通じて企業の社会的責任スタンスを果たす"自然派高級リゾートの先駆者"として注目を浴びているのです。ご存知でしたか？
2015年７月中旬にソフトオープンする、ヨーロッパ初のリゾート施設「シックスセンシズ ドウロバレー」。緑のなかに映える赤い印象的な外観。拡大画像表示
2015年9月には、ヨーロッパ初のリゾート「シックスセンシズ ドウロバレー」がポルトガルにオープン。世界遺産にも認定された美しい葡萄畑が一望できるドウロ渓谷に位置し、ポートワインの産地としても知られるその土地の文化に根付いたアクティビティが数々用意されるとのことなんです。
ヴィラのインテリアデザインは、ニューヨークのデザインシーンで注目を集めるデザイナー、Clodaghが担当。http://clodagh.com/拡大画像表示
ワインライブラリーと名づけられたワインバー拡大画像表示
施設のワインディレクターには新世代のポルトガルワインの担い手として注目される２名の女性醸造家が任命され、元ワイン商の旧家を利用したワインアカデミーも併設されるのだとか。液体の宝石とも言われるポルトガルワインについてレクチャーを受け、その後はゆっくりとワインとの夕べを楽しむ……。な〜んて、知的で優雅なオトナな休日なんでしょう！
リゾート外のアクティビティも、想像するだけで知的興奮をくすぐられるようなものばかり。渓谷に点在す る馬・鹿・牛などが描れた旧石器時代の岩壁画見学、渓谷沿いの急斜面に位置する葡萄畑を眺めながらのクルーズ、世界最古のワイナリー訪問や醸造学を学ぶコース、収穫期に葡萄醸造を体験できるコースなんかも予定されています。ちょっと遅い夏休みが取れる方はぜひ選択肢に入れてみては？
ワイナリーを巡って飲み歩く"ゆる旅"もいいけれど、ワインリゾートで豊かな時間を過ごし、本やレストランで聞きかじっただけでは得られない"体験知”を手にするオトナ旅を選択する。その余裕がもう、素敵でしょ！ ぜひぜひお試しを！
Text：FORZA STYLE
シックスセンシズ ドウロバレー Six Senses Douro Valley
〔宿泊棟数〕57棟（41ベッドルーム、９スイートルーム、７ヴィラ）…全ての客室から美しい葡萄畑の眺望が広がるそう！
〔施設〕シックスセンシズスパ、ワインアカデミー、ライブラリー、インドア＆アウトドアプール、レストラン、バー
〔アクセス〕ポルト空港（フランシスコ・サ・カルネイロ空港）より車で１時間半、ポルト市街より車で約１時間
【問い合わせ】
宿泊についてのお問い合わせ：0120 92 1324
その他のお問い合わせ：japan@sixsenses.com
http://jp.sixsenses.com/
http://www.sixsenses.com/resorts/douro-valley/destination
