「こだわり」のある男が選ぶ爽やかな香り
何事も一生懸命。俳優を始めて20年近く経ちますが、これだけは変わらずにこだわり続けています。僕ら俳優の仕事は受験生のようなもので、セリフを覚えては撮影しての繰り返し。華やかに思われがちな職業ですが、常日頃、努力・勉強なくしては務まらないと感じています。毎日が受験勉強といった感じですね。間違いが許されないので、ストレスは相当なもの。そのぶん、現場では楽しむようにしています。共演者とのおしゃべりなんかはリラックスできる瞬間です。撮影が終わると一度覚えたセリフは忘れてしまうので、シーンを撮り直しするときは、ちょっと困りますね（笑）。でも忘れてしまわないと、翌日の撮影までにまた新しいセリフを覚えなければいけないので、忘れることも必要だと思います（笑）。
しっかり
リフレッシュすることが
仕事の活力に
「もう、40歳？
見えない！」と
言われることも
探偵・浅見光彦シリーズは27歳から演じています。あっという間の13年ですね。ドラマ中の浅見は33歳の設定ですから、今ではもう僕の実年齢が役を追い抜いてしまっています。それでも変わらず演じ続けられるのは、自然体であることを大事にしているからかもしれません。若く見せてやろうとか、小手先で演じても見抜かれてしまいますから。
「もう、40歳？ 見えない！」と言われることも多いですが、気を若く保っているからでしょうか。そのためにはオンとオフをきっちり切り替えることを心がけています。仕事は一生懸命楽しむ。そして、オフも充実させる。仕事でのストレスも多いぶん、しっかりリフレッシュさせることが次の現場への活力になります。
「無趣味」と答え
ちゃうんですが、
結構遊んでますね
（笑）
今は、１歳になる甥っ子と遊ぶのが本当に楽しいですね。子供と遊ぶとエネルギーを使うし、逆にパワーをもらえますね。スケジュールがあれば、妹の住む地元・群馬に帰って癒されます。ほかの遊びといえば、夏になるとアウトドアに行きますし、釣り堀なんかもよく行くんですよ。冬になったらウィンタースポーツ。いつも「趣味は？」と問われると「無趣味」と答えちゃうんですが、結構遊んでますね（笑）。とにかく、気分転換をしっかりすることが、若さの素なんじゃないかと思っています。
また、スキンケアも欠かせません。一般の人と違って俳優は、メークアップしたり、ロケ撮影の際、日差しを多く浴びたりするために肌に与えるダメージも多い。だから、仕事柄きちんとケアしますよ。
最後にお風呂。草津温泉の生まれなので、風呂がとにかく大好きなんです。セリフも風呂で覚えます。必ず浴槽に湯を張ってしっかりとリラックスしますね。バスルームで使う香りにも、かなりこだわりがあるんですよ。
実は僕、
20代のころは
「香水マニア」
とにかく柑橘系の香りが大好き。実は僕、20代のころは「香水マニア」で、香水をコレクションしていました。いわゆる「ジャケ買い」もしましたね。結果、柑橘系がいちばんという結論に辿り着きました。爽やかでほのかに男らしい。夏なんて最高ですよね。実は、子供も喜ぶんですよ。
つけ方にもこだわりがあります。とにかくTPOを心得る。役者なので、現場ではつけません。衣装に移るのにも気を使いますし。つけるときはさりげなく、がポリシーです。
このボトルが、ロクシタンの新メンズシリーズ「セドラ」のオードトワレですか。「セドラ」という果物はレモンの原種だそうですね。爽やかなんだけど、ほんのりビターが香る、まさに僕好みのフレグランスじゃないですか！（笑）。なんで柑橘系がそんなに好きかって？ 前世が「セドラ」なのかもしれない（笑）。
