「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.11 ヨハネス・ヒューブルに学ぶデニムオンデニムの着こなし方
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今年の春、最注目素材といえばデニム。その着こなしで、決まればかなり格好良い一方、難易度も高いのが「デニムオンデニム」です。一歩間違えればダサくなる、リスクが高い着こなし……。さすがに40男には難しいのでは?
いえいえ、ヨハネス・ヒューブルに習えば、簡単にデニムオンデニムの着こなしの達人になれます。ポイントは、デニムの色落ち具合。濃度30%のデニムで上下を揃えれば、デニム特有の重さは感じさせません。
そして、さらに大切なのは、サイズ感。上下ともにジャストサイズであること。ルーズ過ぎたり、タイト過ぎたりすると、この格好良さは残念ながら手に入りません。
このバランスを見極めるポイントは、シャツの「タックイン」。ジャンプスーツのようにシルエットが崩れないで、美しいデニムオンデニムが完成するのです。
仕上げは、袖まくり&ボタン開けで、抜け感もプラス。サングラスもペルソールのようなベーシックなデザインをチョイスするのがキモ。普通なアイテムを格好良く着こなせてこそ大人。デザインやロゴに頼らずベーシックを見直して、「普通の達人」を目指しましょう。
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細身シルエットのテーパードしたデニムは、ストレッチ入りで履き心地抜群。濃度30%に色落ちさせたパーフェクトな加工。
シャツは、細身でコナレ感を演出する着古した加工に。どちらもサイズ感・色落ちともにデニムオンデニムに向いてるアイテムです。
「普通だけどハイクオリティ」こそが、大人ベーシックの選考基準。普通だけにその差は歴然! 着心地は是非着て実感してみてください。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto