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イタリアの至宝・ボッティチェリの作品が鑑賞できる「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展が3月21日よりBunkamura ザ・ミュージアムで開催

15世紀フィレンツェで起きたルネサンス文化は、現代に受け継がれる数々の名作を残しています。メディチ家をはじめ銀行家が、ボッティチェリをはじめとする芸術家たちを支援することにより、傑作を産み出す環境や文化の創出につながったことは、現代の企業メセナの原点と称されています。しかし、歴史の事実として頭に入っていても、その当時のファッションやライフスタイルを知る人は少ないのでは……。文化の香り豊かな時代、ミドルエイジの男性たちはどのようなものを身に纏い、日々を謳歌していたか……。ちょっと覗いてみたくありませんか?

そこで、お勧めしたいのがコチラ。2015年3月21日よりBunkamuraザ・ミュージアムで開催される展覧会「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」。これは、フィレンツェ・ルネサンス当時の生活を感じ取ることのできる、支配者層の祝宴の様子や豪華な家具とともに、メセナ文化の歴史を実際の作品とあわせて紹介するというもの。当時、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配してルネサンスの原動力となった金融業の繁栄の様子、そしてメセナ活動の誕生と歴史……。またこの時代の恩恵を最も受けたともいえる画家・ボッティチェリ作品17点(工房作などを含む)をはじめ、絵画、彫刻、工芸、資料など計約80点が展示されるんだそうです。

 

中でも、FORZA読者にお勧めしたい作品は、なんといってもウフィツィ美術館所蔵の至宝・横幅5メートルにも及ぶフレスコ画「受胎告知」(記事上の写真・真ん中)。修道院の壁画として描かれ、ボッティチェリの最盛期の傑作と評されている作品です。

ひとりでじっくり“40男の賢者タイム”を過ごすもよし、アート好きな知的美女を誘い出して「次は、ほんとうにイタリアのウフィッツィで一緒に見たいね」なんてイタリア男のノリでサラッと口説いてみるもよし、あなた次第で鑑賞スタイルはさまざま。フィレンツェ・ルネサンスが生み出した珠玉の作品群を前に、圧倒的な美意識に触発されてみてはいかがでしょうか。

Text:FORZA STYLE

(写真・左から)
サンドロ・ボッティチェリ《聖母子と二人の天使》1468-1469 年頃
テンペラ、油彩・板、107×75cm 
ストラスブール美術館 ©Photo Musées de Strasbourg, A. Plisson

サンドロ・ボッティチェリ《受胎告知》1481年
フレスコ、243×555cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館
©Gabinetto Fotografico della S.S.P.S.A.E e per il Polo Museale della città di Firenze

サンドロ・ボッティチェリ 《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》1477-1480年頃
テンペラ・板、直径96.5cm、ピアチェンツァ市立博物館
©Musei civici di Palazzo Farnese - foto Carlo Pagani
※展示期間:3月21日~5月6日

【展示会詳細】
ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京)
会期:2015年3月21日(土・祝)〜6月28日(日)
※4月13日(月)と4月20日(月)のみ休館
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
http://botticelli2015.jp/



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