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「海外留学までさせたのに、結局コレかよ….」高学歴の毒親が「子供に本心を見抜かれた時、起きたこと」

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努力が実り、A子は第一志望の中学へ入学。どんな環境でも楽しめる陽気な彼女は私立中でも友人をたくさんつくり、毎日楽しそうに登校していた。テスト期間中は友人らとフリー自習室やスタバで勉強し、放課後はカラオケに行ったりプリクラを撮って遊んだりと、充実した生活を送っていた様子。

成績上位とまではいかなかったが、席次は常に50番以内をキープ。学年250人中の50番はある程度上位の大学を狙える範囲内だった。

最高の学習環境を整えたいと思い、夏休み3週間の短期留学プログラムへの参加、約60万円かかるオーストラリアの修学旅行にも行かせた。公立校とは異なりさまざまな体験ができる環境に身を置き、有名私大へ通えるよう全力でサポートしてきたようだ。

「娘には『将来なにしてもいいのよ、やりたい事をやりなさい』とは言っていたけど、本音を言うと私たちのような歯科医か、医療に従事する仕事もしくはグローバルで活躍できる人材になってほしいと思ってました。そのため、幼少期から教育にかける費用は惜しまなかったです。しかし娘は自由奔放な性格。仲がいい私立の友人たちは優秀とはいえない子ばかりで......」

今まで勉強しろと口に出さない夫婦だったが、高校2年生に進級した際の内申は4.0、全国模試の結果は第一志望にしていた東京の私大がD判定。

満足とはいえない結果を見て、進路の口出しをするようになった。

「娘が高2の頃、長男は中1で同じ学校へ通っていました。長男はコツコツ努力型なので席次は10位以内。娘に対し『弟は成績上位なのに、あんたも真剣に考えなさい!』『いま頑張らないと将来苦労するんだからね!』と頭ごなしに怒り、勉強しろと強く言いました。カラオケやプリクラ、メイクやヘアセットに一生懸命で『そんなの大学行ったらいくらでもできるでしょ!くだらない!』と娘の好きなことを否定していたんです......。反抗期も重なり、口を開くとうざい!私の勝手でしょ!好きで私立行ったんじゃない!別に東京の大学行かなくてもいいし、誰も希望してない!なんて言われちゃって。家にいるのが居心地悪かったのか、ついに家出をしたんです......」

家出した先は、同じ私立高校に通う友人M美の自宅だった。



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