堕落はダメですが、ラクなのはアリにしましょう
冷たい北風が吹きすさび、しんしんと冷える寒い日が続くので、足元を冷やさぬよう防寒性の高いブーツを履きたくはなりますが…
コロナの感染状況が落ち着き、飲み会も復活。座敷に上がったり、明日の英気を養うべく仕事帰りに銭湯やサウナに立ち寄るなんて機会も増えると、帰宅時以外にも靴を脱ぎ履きすることも多くなり、どうしてもブーツは面倒に。
防寒を取るか、面倒臭ささを取るかで大いに悩むところですが、そんなときにおすすめしたいのが、紐なしのブーツ!
というわけで、第166弾では脱ぎ履きラクな紐なしブーツをピックアップして紹介したいと思います。
その代表となるのが、サイドゴアブーツ。1830年代、ヴィクトリア女王の即位を祝ってロンドンの靴屋が仕立てたブーツが始まりとされますが、夫のアルバート公の方が、当の女王より気に入ってしまい、とにかく愛用したことから「アルバートブーツ」という名称でも呼ばれたのは有名な話です。
ワークブーツなら、アメリカで生まれた作業用のエンジニアブーツや、レッドウィングが乗馬もこなすファーマーたちのために誕生させたペコスブーツ、アメリカのカウボーイが乗馬用に履いたウェスタンブーツなどが思い出されるのではないでしょうか。
では話をクルリンパと戻して、 脱ぎ履きラクな紐なしブーツの投稿5選をご紹介していきます。
ガジアーノ&ガーリングの「モンタン」
まずは、15回目の登場となった@sho.1588さんの投稿から。ガジアーノ&ガーリング(ALDEN)の「モンタン(Montand)」 です。
フランスの俳優イヴ・モンタンからその由来となった、ガジアーノ&ガーリングのショートタイプサイドゴアブーツ「モンタン」。
クラシックな蛇腹仕様になっているサイドのエラスティックと、イングリッシュグレインと呼ばれるなシボ革が特徴的なのですが、@sho.1588さんは "レーシンググリーンカーフ"と呼ばれるスポーツカーのグリーンにちなんだ色合いの一足をNew Inさせたそう。
一見難しそうに見えるグリーンですが、じつはオンオフともに取り入れやすく、ここ最近はJMウエストンなどが 結構リリースしていたのは記憶に新しいですね。
鏡面磨きせずに履いていた姿も素敵でしたが、磨きをかけて光らせると色気が抜群に増します。
履き込んで刻まれていくシワと、鏡面の艶やかな輝きの共存を今後もたくさん披露してください!