ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

ニーズを捉えて大盛況。1300万件がヒットする「レズビアン風俗の実態」

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

奈美子さんは目の前に立つ風俗嬢を舐めるように見つめ、吟味したという。

「先ほど言ったように、私は美人系がタイプなので、ストライクの子はいなかったんです。でも、いざ風俗嬢を前にすると『どの子にサービスしてもらおうかな』と思う自分がいて(笑)。そうこうしているうちに、友人の1人が『じゃんけんで勝った人から、好きな子を選ぼう』と言い出したんです。

今思うと失礼ですよね。でも、酒の勢いもあって風俗嬢と男性運転手の前でじゃんけんをしました。最初に勝ったのは私。年齢を訊いて、3人の中でもっとも若くてスレンダーな子を選びました。源氏名はララちゃん(仮名・24歳)で、昼間は北欧家具を輸入する会社のOLをしているそうです」

友人たちもじゃんけんをして、それぞれの相手を選んだそうだ。3組のカップルができると、道玄坂のラブホテルへと向かった。

「道中、ララちゃんは『ありがとうございます。こんな素敵なお姉さんから指名されて嬉しい』と腕を組んできました。笑顔は可愛かったんですが、目が笑っていないんです。心がこもっていないのが丸わかり。きっと店のマニュアルに『ホテルに行く際はお客様と手を繋いだり、腕を組んだりすること』などと書かれているのねと、ピンときましたね」

それでも、元風俗嬢としてはレズビアン風俗の内情が気になった。しかも60分3万円の高級店だ。

「他の2人を見ると、手を繋ぎながら楽しそうに話しています。ララちゃんより年上の分、会話のキャッチボールがちゃんとなされていて、『私、ハズレを引いちゃったかな』と残念感が否めません。スレンダーでスタイル抜群ですが、トークがつまらないのはいただけません。

こちらから話題を振らないとなかなか話さず、もくもくとホテル街を歩いていく。もしかして、目の前でじゃんけんをして気を悪くさせたかなと思ったんですが、お客の私のほうが気を遣うほど、トークが弾まないんですよね。レズビアンなのか、バイセクシュアルなのかも訊けない雰囲気で……そんな白けムードのまま、私たちはラブホテルの門をくぐり、それぞれの部屋に入りました」

Yahoo! 配信用パラグラフ分割
©Getty Images

室内は、キングサイズのベッドと皮張りソファー、大型液晶テレビが設えられたモダンな空間だ。カラオケやダーツもでき、大人の遊技場と言ってもいい。

「ドアを施錠をしたとたん、ララちゃんは『では今から60分よろしくお願いします』と一礼し、『お風呂の支度をしますから、歯を磨いて待っててください』とバスルームに消えていきました。

えっ? と思いましたね。とにかく口調も段取りも事務的なんです。おもてなしの精神がゼロ。イヤな予感を一層高めつつも、ベッド脇にバッグを置いて洗面所で手を洗い、歯を磨き始めました」

しばらくすると、ララちゃんが「お風呂の用意ができたので、私も歯磨きしますね」と並んで歯を磨き始めた。白けムードの奈美子さんだったが、それでも「この後、どんなテクニックを見せてくれるんだろう」と、徐々に胸が高鳴ったという。

後編では、元風俗嬢が感じた「高級レズビアン風俗体験」の実状をお伝えしたい。

TEXT:蒼井凜花

▶︎後編に続く


RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5