大人が穿くべき「オールドスクール」はこれで決まり！
第110回はヴァンズ ヴォルトのオールドスクールです。
1万3200円／ヴァンズ ヴォルト（ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR）
ラグジュアリーストリートと聞くと、ハイブランドをベースとしたスタイルをイメージする方も多いのでは。昨今のレトロ回帰や90年代ストリート人気によって、ビッグメゾンまでもがストリートスタイルにぴったりなアイテムを多数展開していますから、当然でしょう。ただ、今回は別の角度からのラグジュアリーストリートをご提案。それが、ストリートファッションの歴史を作り上げてきた名作の上品顔モデルです。
「ヴァンズ」のハイエンドラインの「ヴァンズ ヴォルト」がまさに。スケーターを中心に言わずと知れた鉄板ストリートブランドで、「エラ」や「オーセンティック」など、歴史的名作も数知れず。ヴァンズ ヴォルトではそんな名作のアップデートモデルを展開しているわけですが、その中から「オールドスクール」をピックアップ。
最大のポイントは、オールドスクールの初期モデル「スタイル 36」がベースとなっている点。1977年に誕生した当時はこのスタイル名の名を冠しており、後にオールドスクールと名付けられたことはファンの間でも旧知でしょう。そんな初期モデルをベースとした上で、アッパーは毛足の長いスエードを採用。上品さを加速させつつ王道の面影を残す、絶妙なバランスとアプローチは流石！ 男心にブッ刺さるのは間違いありません。
随所にらしさを滲ませつつ品良くまとまった一足とあれば、周囲との差別化必至。トレンドど真ん中だけどちょっと違うし、ラグジュアリーストリートもこなせるけどやりすぎない、この微妙なニュアンスが洒落者にはたまりませんね。特に、FORZARにはピッタリな一足ではないでしょうか。
ラバーソールのトレッドパターンも忠実に再現。つま先、中間、踵の3つの部分ごとに異なるパターンを採用し、摩擦力を調整しています。スケーターに人気なのもこのディテールが要因の一つ。
今やヴァンズを象徴する「ジャズストライプ」を最初に用いたのもオールドスクール。本作では立体刺繍でデザインされアクセントに。内側にあしらったベンチレーションホールもポイントです。
1万3200円／ヴァンズ ヴォルト（ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR）
カラバリは全3色、コチラは男らしいスタイルを叶えるイエローベースの一足。毛羽の向きで色合いが変わるのも、毛足の長いスエードの魅力ですから奥行きある履き姿を楽しめます。キャンバスで切り替えたシュータンがコントラストを演出。
1万3200円／ヴァンズ ヴォルト（ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR）
「マーシャロウ」と名付けられたオフホワイトカラーを使用した一足。ジャズストライプの光沢あるクリーンなホワイトが、存在感を演出。ヒールにはお馴染みの赤タグがあしらわれており、さらなるアク足しとらしさが装いに箔をつけます。
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Text：Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR 03-3796-0996
https://www.vans.co.jp/
