テーマは「L’OASI DI LINO」。暮らしや振る舞いにおける軽さ、軽やかな気持ちを表現
ZEGNA(ゼニア)は、6月19日(月)にミラノファッションウィークで2024年春夏コレクションを発表。白昼の歴史的建造物を背景に、ミラノ中心部の広場を占領する192梱分のリネンに囲まれたオアシスをステージにしたショーには、俳優の磯村勇斗氏も来場しました。
イタリア生産のOasi Lino(オアジリノ=リネン)が春夏シーズンの主役
192梱分のリネンは、ノルマンディーから運ばれてきたもので、その地で栽培されるリネンは初夏に1日だけ青い花を咲かせます。これらのリネンはショーが終わると、生産チェーンへと戻り、イタリアでOasi Lino(オアジリノ)へと加工されます。
ゼニアは2024年までに自社リネンの完全なトレーサビリティ認定を実現すべく取り組んでいます。
ファッションの再構築の引き立て役として完璧な素材、リネン
アーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリは、リネンとは軽やかさをもたらす素材であると考えています。「ゼニアでは現代の効率的なワードローブのあるべき姿を常に見直しながら、一つのアイデアをさらに掘り下げています――トップス、ボトムス、アンダーウェア、アクセサリーを好きなように組み合わせて自分らしく自由にスタイリングできるシステムを構築するのです」と語ります。
「揃いのジャケットとトラウザーというスーツは、もはや通用しません。現代では、あらゆるものがあらゆるものとマッチします。そしてカスタマーは自由に形や色で遊べるのです。ラインは一見シンプルながら、実は複雑で、ディテールの緊張感、色彩の豊かさ、そして無限の組み合わせによる自由さは、少しもシンプルなものではありません」とサルトリは続けます。
ボリューム感は液体のようで、カテゴリーは流動的なコレクション
コレクションには、ソフトかつ精密な雰囲気が漂い、低い襟またはスタンドカラーのデコンストラクテッドジャケットや軽快なダスターコート、ジャケットに代わる丸首のトップス、タンクトップとしても着用できるベスト、シャツへと変わるボマージャケット、さらに昨シーズン採用された7.5分袖のサックジャケットも再登場。
トラウザーも充実し、ショートパンツとジャンプスーツが実用的なセンスをプラス。テクスチャー仕上げのニットウェアが、安らぎの感覚と柔らかさを一層際立たせ、三角形のニットスカーフ、ニットキャップ、ソフトでありながら幾何学的なハンドバッグ、ダブルグラス、一枚革でカットされた厚いソールのスリッポン、そして新たにエスパドリーユへ進化を遂げた象徴的なトリプルステッチ™が、ルックを仕上げます。
ZEGNA公式サイト
https://www.zegna.com/jp-ja/