FORZA世代の大人が慣れ親しんだ一足を気持ち新たに楽しめます!
第105回はアディダス オリジナルスのスタンスミス ラックスです。
シンプルなコート系スニーカーとして名を馳せ、今やオンオフ問わずに履けると大人気の「スタンスミス」。誰もが知る不朽の名作ですが、ここ数年は時代に合わせたリサイクル素材も登場したことから、昔ながらの上質素材を使った一足はヴィンテージ市場でしかお目にかかれない、なんてことも。と、思っていた矢先に登場したのが「スタンスミス ラックス」であります!
ラックス(LUX)の名の通り、ラグジュアリーなアイテムとして登場したコチラ。アッパーからライニングに至るまで素材を上質なものへとアップデートし、経年変化も楽しめちゃうというもの。さらに、パンチングのストライプやシュータンのロゴなど、アーカイブを踏襲したディテールも見どころです。とりわけ目を引くのは、シュータンにあしらわれたレジェンドテニスプレイヤーであるスタン・スミス氏のロゴやサイドのレタードロゴに採用した艶やかなゴールド! まさにワンランク上のプレミアムなスタンスミスと言えます。
ベースは変わらないものの、ここ数年のマイナーチェンジが数多くリリースされる昨今。もちろん、時代に合わせたアップデートモデルも大いにアリですが、かつての気分で楽しめる一足とあれば、40オーバーのFORZA世代なら歓喜したくなるところでしょう。ラックスと称するだけあってお値段は多少貼るものの、長く愛用できるとあれば、手に入れておきたいところです。
あくまでベースはスタンスミス。テニスシューズの出自を感じさせるローテク仕様はそのまま。上品なスニーカースタイルを楽しませます。
ヒールトップは、鮮やかなブルーのスエードで切り替えており、さり気ないアクセントに。エンボスでデザインされた「アディダス オリジナルス」のロゴも見どころです。
オフホワイト調だった上の一足に対し、こちらは真っ白デザイン。とは言え、光沢のあるアッパーやゴールドのロゴが艶っぽさを醸し出すので、従来の白スニとはまた違った印象を与えます。ビジカジスタイルとも実に好相性な一足です。
ヒールのスエードをグレーで切り替え。シュータンやサイドのロゴはあえてシルバーを採用し、光沢をやや抑えたマットな質感も相まって、より洗練されたクールなスタイルを演出します。コーデを選ばない汎用性の高さは健在。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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