若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です
中年オジサンをピッチピチの青年に変えるタイムレスマシーン
本家『ロータスセブン』より流れを汲むコンティニュエーションモデルには『ケータハムセブン』と『バーキンセブン』があります。歴史をさかのぼれば1972年にロータスがセブンをシリーズ4まで進化させ生産を終了。本格的な市販スポーツカーを作るメーカーへとステップを踏む移行期の出来事でした。
自動車趣味人に人気だったセブン終了のニュースに触れ、ロータスのコーリン・チャップマンに継続生産の申し入れをしたのがロータスの正規ディーラーである『ケータハムカーズ』を率いるグラハム・ニアーンでした。以降、ロータスから生産設備を譲り受け1973年よりセブン(シリーズ3)の生産を再開。現在に至ります(じつはロータスとケータハムの間にセブンカーズ製が少数存在します)。
一方のバーキン(カーズ)は、1982年に南アフリカでジョン・ワトソンにより設立。翌1983年にはコーリンの妻ヘイゼルのお墨付きを得て、この年のF1南アGP(キャラミ)で『バーキンセブン』001号車をプレミア。発表会場には当時の契約ドライバーだったナイジェル・マンセルやエリオ・デ・アンジェリスも出席。ローンチモデルがJPSカラーの限定車だったこともあり、このニュースはあっという間に世界を駆け巡ります。
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