現代的な感性を取り込んだデザインと、革に向き合う真摯な姿勢が魅力のブランド
コロナ禍の中で、働き盛りの男たちのファッションの関心は、「スーツからレザー」へと変わっています。週末のお出かけやレストランに着ていける、年齢に見合うような高品質なレザーアウターを求める声が高まっている中、「毛皮や爬虫類など革のために飼育されているようなエシカルからかけ離れているものは使用しません」と宣言するレザー専門ブランド「A LEATHER」が今春デビュー。製品に使われる原皮の大半は日本国内産のものを使用し、ファスナーやボタン、裏地なども日本国内で生産しているメーカーのものを使用しているのも特徴です。
レザーの良さを伝えることで、10年後や次世代にも繋がるように……
皮を鞣（なめ）して革にする、パーツを1枚ずつ裁断する、職人が1着を丸縫いする――大量生産ができない非効率な方法の継承を最重要課題としながら、過剰在庫は持たずに持続可能にしていくことを追求するレザーブランドが誕生。
A LEATHERは、意識が高まっているサステナブルの観点を持ち、生産工程を国内で完結させることや、鞣し・裁断・縫製などの技術と職人の継承も大切にしつつ、末永く日本製レザー製品の良さを伝えていくことを使命としています。
A LEATHER「Drizzler Jacket」6万6000円（Cow leather・46/48/50/52/54/56/58）メンズの衿付きZIPジャケット「Drizzler Jacket」のデザインは、ゴルフ用ドリズラーやスイングトップといわれる合繊のスポーツ用ジャケットがベース。A LEATHERは日本品質にこだわりつつ、スポーツ要素を消し去って上質なファッションアイテムとしてデザインしています。
A LEATHER「Humongous Coach Jacket」14万3000円（Cow leather・ONE Size）
クオリティの高いレザー×ファッションデザインの融合
A LEATHERが使用するカウレザーは、日本国内産の原皮を姫路のタンナーで鞣したものを使用。ディアレザーは、希少な鹿革を同じタンナーで鞣したものを使用し、どちらも常温の水でゆっくりと染め上げ、仕上げにツヤ出し加工を施しています。
A LEATHER「Humongous Trucker Jacket」13万2000円（Deer leather・ONE Size）（Humongous＝バカでかい）アレンジをしたトラッカージャケット「Humongous Trucker Jacket」は、ボディラインに沿って落ち感が出るよう上質な柔らかい鹿革を使用。通常のレザージャケットの1．5倍ほどの革を使っていますが、鹿革特有の軽さで解消しています。デザインは1950年代にアメリカのワークウェアメーカーが生み出した名作をモディファイし、ジェンダーフリー＆エイジフリーデザインのワンサイズ展開です。
A LEATHER「Tailored Collar Jacket」7万4800円（Cow leather・46/48/50/52/54/56/58）男性なら誰もが一着は持っているテーラドジャケットのレザー版「Tailored Collar Jacket」は、定番だが新しい印象になるようにデザインしています。
ブランドデビューと同時に、直営店が大阪にオープン
A LEATHERのローンチと同時に大阪市北区菅栄町にオープンしたセレクトショップ「A boutique」は、A LEATHERのレザーアイテムをメインにセレクトした商品を展開。セレクトアイテムは日本の生産現場を尊重し、次の時代に向かって技術向上や技術継承などに積極的に取り組んでいる人たちが手がけています。
ショップの奥にはアトリエが併設され、パタンナーや縫製職人の仕事風景を覗き見ることができ、モノづくりとしての背景やロマンを感じられる場所を目指すといいます。
【問い合わせ】
A boutique（A LEATHER 直営店）
大阪府大阪市北区菅栄町1－3 A boutique
070-3223-7530
12:00～19:00
A LEATHER WEBSITE
