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FASHION 店主の拘りが強い店

「1930年代のビルで1930年代のテーラードをオーダー」銀座のヴィンテージビルでスーツを嗜む

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服好きにとって、メンズショップの店主やスタッフと服の話をするのは何よりも楽しい。

マニアックで博識でクセがすごい店の“トリセツ”を紐解いていく連載の新年を飾る店は、1932年(昭和7年)に建造されたビルの手動式エレベーターに乗って4階、店名が書かれたドアを開けると、オーナーの大西慎哉氏が笑顔で出迎えてくれる「Sloane Ranger Tokyo」です。

「1930年代のビルで 1930年代のテーラードを売りたかった」という大西さんは、30年代スタイルを象徴するスーツの裾幅28cm(11インチ)のパンツが長身によく似合います。

【Sloane Ranger Tokyoのトリセツ①】築90年のビルで営業

英国に憧れる大人の隠れ家テーラーサロンのオーナーをご紹介


休日には観光客も訪れるという今年で築90年を数える日本有数のヴィンテージビル。現在は三代目のオーナーが管理しているそうです

「Sloane Ranger Tokyo」があるのは、銀座一丁目の奥野ビル。かつては「銀座アパートメント」と呼ばれ、銀座屈指の高級アパートだったそうで、民間住戸では日本初のエレベーターが導入されるなど、昭和初期に贅を尽くして建てられたビルです。

外観や内装は当時のまま残っていて、各戸は3.5坪というコンパクトな空間ですが、現在はアートギャラリーやデザイン関係の事務所が多く入っていて、思いのほか活気があります。


大西さんが着ているのが、Sloane Ranger Tokyoを代表する1930年代のスーツ。詳細は後ほど

オーナーの大西さんは、1965年生まれで、成蹊大学を卒業後、1991年にレナウンに入社し、「アクアスキュータム」など英国ブランドを担当。2007年から「ハケットロンドン」日本支社立ち上げに参画し、ゼネラルマネージャーを務めます。2020年に退社後、英国に憧れる大人の隠れ家テーラーサロンを2021年2月11日にオープン。Sloane Ranger Tokyoでの肩書きは、「モデリスト&代表」です。



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