クライミング由来の意匠が、街穿きで“デキる”をアピール!
第393回目は、グラミチのベルトパンツです。
1982年創業のカリフォルニア発「グラミチ」。創業とともに誕生したクライミングパンツは当時から爆発的人気を誇り、40代の大人ならアメカジブームとともに穿きこなしていた方も多いはず。特に現代においては、アクティブファッションは身近な存在。そんなアクティブ×お洒落の火付け役の一つでもあるグラミチは、誕生からおよそ40年経った今もなお進化を続け、近年のアウトドアブームの再来も相まって最注目のブランドなんです!
創業者であるマイク・グラハムは、“ストーンマスター”と呼ばれる伝説的ロッククライマー。当時のクライミングウェアに不満を持ち自作したことが、創業のきっかけだそう。これにより誕生したのがこちらのクライミングパンツ。大きな特徴は、シグネチャーディテールでもあるウェビングベルトとガゼットクロッチの開発です。タフなコットンツイルを採用し耐久性を高め、クライミング中でも片手でウエストを調整できるベルトを配し、180度の開脚ができるよう股下にマチをあしらい可動域を向上。こうしたクライミング由来のディテールは、現代の都会派男子の日常もサポートしてくれます。例えば、ガシガシ洗濯してもヘタれなかったり、食事後にお腹がキツくなってもガチャガチャとベルトをいじらずにウエストを緩められたり。つまり、アクティブファッションがトレンドの昨今において、グラミチのパンツがスマートな大人をアピールするってこと。
さらにあらゆるニーズに応えられるよう、シルエットは旬なワイドからビジカジにもマッチする細身まで、かつカラー展開も豊富。しかもシーズン毎に素材を切り替え、コラボモデルも多数リリースするなど、多彩なバリエーションを揃えているのもグラミチの魅力の一つ。自身のライフスタイルに合わせて選べるものは数あれど、これだけの振り幅を用意しているのは、そうないかと。40年近くたった今なお進化を続ける鉄板定番は、まさに今どきなお洒落を楽しむ大人に相応しい逸品と言えます。
緩める時はアジャスターを、締める時は剣先を、それぞれ片手で簡単に調整できます。剣先に配したロゴは、トップスをタックアウトしてもチラリと覗く程良いアク足しにもってこい。
バックポケットを二つ配しているのもアップデートポイント。財布やスマホなど必要最小限の物を入れられるので手ぶら主義にもオススメ。股下のガゼットクロッチがもたらした可動域は、自転車ユーザーにぴったりな機能性です。
よりキレイめな着こなしを楽しみたい方には、もう一つの鉄板「NNパンツ(ニューナローパンツ)」がイチ押し。クライミングパンツの機能性はそのままに、テーパードシルエットで構築。カジュアルからビジネススタイルまで幅広く応用が利くのも見どころです。
90年代初頭にリリースされたマウンテンパンツが、進化して新登場。定番のコットンツイル素材を採用し、旬なゆとりあるシルエットでデザイン。ヒップと膝部分の生地を二重にし、水抜きのために配した膝下のベルクロ仕様にした意匠からオリジナルのDNAが感じられます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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