どうも、カメラのO坪です。洋服をこよなく愛するうちに、気づけばゴープロ片手に全国津々浦々のお洒落な洋服屋さんをレポートしている自分がいました。
今回は三島のAdequate(アダクワッタ)さんよりお届けします。
田んぼの真ん中といっても過言ではないところに、そのお店はございます。
グーグルマップをみても不安しかございません。
なんせ広い土地の番地はその一帯が一緒なんだそう。建物は築70年近いという元々は製粉工場だった場所。うどんとか作られてたそうですね。オーラ出てますね。一瞬尻込みしましたが、中に入ってみます。
築70年以上という元製粉所が今はアダクワッタとして息づいている
こちらではオーナー兼デザイナーの田中さんがお一人で黙々と仕事をされています。
ヴィンテージの生地を使用して、一針一針手仕事で作られているキャップやハット、シャツやコート、ジャケット、パンツ、どれもものすごい雰囲気を漂わせているアイテムの数々。HPやインスタグラムで拝見をして気になっておりました。
田中さんがお一人で一針一針仕事をされている工房。建物の一階部分
ストレイシープ世田さんが『とてもよかった!』と以前おっしゃっていたのが耳に残っていて、これも縁だと思い、当日伺う日の朝に連絡をしたのでした。毎度突撃つぼウォーク。
adequateは十分で足りていて、満足だという意味。タグからも思いを読み取れる
さてお店のHPを見ますと、道具として役目を終えたものを素材とし、新たな道具として命を吹きこむようにバッグや帽子などをハンドメイドで製作しており、あたかも数十年も使い込まれたかのような独特の空気感を出すべく、一切の妥協なく独自の製法や加工技術によってAdequate (アダクワッタ)のプロダクトは完成します。手に取って頂ければその言葉の意味をお分かり頂けると確信しております…と、あります。
広々とした2階はショールームとなっている。本や子供のおもちゃ、そこに田中さんが作ったアイテムが馴染んでいる。素晴らしい空間
なかなかアダクワッタが覚えられないO坪ですが、これはもう、触った瞬間わかりました。その作りも、フィッティングも、ただもんじゃないぞ、と。
手作りのキャップやハット。生地から時間をかけて育てている
田中さんはアパレル出身ではなくて工業高校土木科と言ってましたが、きっとセンスがいいんでしょうね。大阪にいらっしゃるときには中崎町のさくらビルにて営業されていたそうで、以前アニ散歩でも伺いましたマルシェの林さん(ちゅーちゃん)とも古い仲だそうで、いろいろ縁が繋がるのを実感しました。
洋服に触れると、その仕上げの良さに息を飲む
そのあたりの話は動画をご覧いただくとして、次回、試着しまくり回に続きます。
チノシャツとモスグリーンのモールスキンコート、半年使ったエプロンをバラして作成したというキャップを試着して田中さんと撮影。ビンテージのボタンひとつひとつの風合いも素晴らしい
今回つぼウォークしましたのは、
Adequate Store&Studio
静岡県三島市大場396-1
*新型コロナ感染拡大に伴い店舗はお休み中です。
営業時間、店休日などについては下記URLをご確認ください。
公式インスタグラム
(2021年5月現在、ショールームの見学は完全アポイント制です。ご協力のほどお願いいたします)
Director/Photo/Video/Text:Naoto Otsubo
Video Edit:Kabuto Ueda
OP&ED使用曲
INORAN ニューアルバム「Libertine Dreams」
より「Don’t Bring MeDown」