心を軽くしたかったら、バッグを小さく軽くしよう
常にビジネス戦闘力100%のフォルツァーには理解できないかも知れないが、去年の12月上旬に心がポキッと折れた音が聞こえた。約一年にわたるコロナ感染予防の緊張感が心と身体を重くしたのか、理由は定かではないが、とにかく外出するのが面倒くさくなった。
それでも仕事に向かうときに、ハッと気がついた。PCやガジェット類、資料や書類などが入った鞄が重いのだ。「バッグが重いから、心が重いのか……」と思ったとき、「フルラ」のGIOVEシリーズからリリースされた「ミニドローストリングバッグ」と出合った。
気持ちが前向きにならないとき、手持ちの荷物を減らしてみよう
2011年の東日本大震災を機に、革靴からスニーカーでの通勤が当たり前になっていったように、両手が自由になるバックパックで通勤することも当然の世の中になったが、リモートワークと出勤の繰り返しで、PCや資料の持ち運びはかなりの負担になっているのも事実だろう。
「仕事のときは鞄が重くてもしょうがないか」と思う一方で、「ミーティングぐらいならスマホでもできる?」という思いもよぎる。常にフル装備というのはビジネスマンとしての礼儀の一つだと思うが、シーンによっては軽く息を抜くことも大事だろう。そう思って、フルラのミニバッグにスマホと除菌スプレー、モバイルバッテリー、スマートバッグ、文庫本などを入れて出かけてみた。
ミニバッグはブラックと白に近いホワイトグレーの2色展開だが、選んだのはもちろんホワイトグレーで、重い色になりがちな冬のコーディネートに合わせるだけで、気持ちが軽快になっていく。厚手の一枚革のイタリアンレザーはシボ革で、キズや汚れを気にせずに持てるのもいい。
実際にクロスボディバッグとして外に出てみた。マチのないサコッシュなどに比べて、これは巾着型なので、見た目にボリュームもあり、ホワイトグレーがカジュアル感をプラス。「今日のスケジュールなら、この容量で十分なんだな」とつぶやきながら歩いていた。歩を進めるほど重くのしかかっていたものがリリースされていく。
手ぶらだからカメラも持てる。2021年はちょっと心の余裕がほしい
もう一つ、コロナ禍に見舞われた2020年(現在も継続中だが)は、仕事もプライベートも“点から点”への移動で、周りに目を配ることもなく、ただそそくさと動いているだけだった。そんな状況も心をどんどん狭くさせていたと思う。
そんな反省から、「ちょっと立ち止まってみよう」と思い始めて、オークションサイトで、昔のフィルムカメラを探すようになった。小型コンパクトで、ちゃんとファインダーを覗きながら写真が撮れて、現像するまでどう撮れているのかが分からない。でも、それがいかにもアナログな行為で、今の自分に必要な気がしている。
街の中でふと立ち止まって、気に入った風景が目の前にあって、カメラを構えて写真を撮る──そんなアクションがきっと想像力や好奇心をかき立ててくれるはずだ。オークションで落札したオリンパスペンと、フルラのミニバッグを持って街へ出てみた。
冬の陽射しの中、両手が自由だというのはなんという開放感なんだろう。仕事用のバックパックとは違ったリラックス感があって、何ならこのまま新幹線や飛行機に乗って、2泊3日ぐらいのショートトリップにも行けるぐらいすべてが軽快だ。
フルラのミニバッグを使ってみて実感したのは、年齢を重ねていくうちに知らず知らず、いろんなモノを背負っていることに気づいたことだ。時には重いビジネスバッグを置いて、分厚い冬のコートを脱いで、バッグやメガネを替えたり、ヒゲをはやしてみたり、きれいな色のニットを着たり、ちょっとした「変化」を自分から取り入れてみよう。閉塞感のある今だからこそ、「自分を解放してくれるモノ」と積極的に出合いたい。
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