男心くすぐる、ジャパンメイド&ハンドメイドの永久定番!
第286回は、金子眼鏡のアイウェアです。
顔の印象を大きく左右させるアイウェアは、ファッションにおいて重要なアクセサリーの一つ。とは言え、毎日使う実用的な側面もあることから、メガネ選びって意外と大変なんですよね。デイリーに使うことを考えれば、時代に左右されない永久普遍な一本を押さえておきたいところ。
ポイントとなるのは、ルックスとフィッティング。そこでオススメしたいのが1958年創業の「金子眼鏡」です。伝統を引き継いだ職人によるハンドメイドにこだわり続けるモノ作りが、男心をくすぐること間違いなし。
眼鏡の聖地である福井県鯖江市で卸商として誕生した金子眼鏡社。「泰八郎謹製」、「井戸多美男作」などの眼鏡職人シリーズや、多くのアパレルブランドとのコラボでもお馴染みです。しかしながら、50年以上の長い歴史を持つ同社が、オリジナルブランド「金子眼鏡」をローンチしたのは2010年と、意外にもと最近の話。そんな同ブランドにおける、鉄板定番と言えばセルフレームの「KC-18」です。
しっとりとした肌触りを持つセルロイドを採用した本作。丁寧な磨きの手作業によって生まれた光沢が、カジュアルな佇まいの中に知的な印象を与えてくれます。ウェリントン型の小ぶりなフレームデザインが特徴で、絶妙なサイズバランスが日本人の顔型と好相性。しかも軽い掛け心地だから、長時間かけた時の耳や鼻への負担を軽減します。
かゆいところに手が届く意匠の数々は、職人による手作業と、全工程を社内一括生産で行っているからこそ。あらゆる工程で生まれるアイデアや修正点の一括管理が、クオリティ向上に繋がっているということ。クラシックスタイルが王道となって久しい今、デイリーに使えてこなれ感のあるアルチザンのメガネは、良し悪しの分かる大人にこそ相応しい名品です。
よりクールにキメるなら、「KV-27」を。チタンとアセテートのコンビネーションフレームを採用し、軽いタッチが魅力の一つ。クールな印象を与えるサーモントモデルで、ビジネスシーンはもちろん、オフスタイルでも大人のインテリジェンスを気取れます。
「KV-49」は軽くて柔らかいチタニウムを使用した、シンプルな一山ブリッジのラウンドシェイプ。ブリッジ裏にシリコン樹脂をつけているので掛け心地も抜群です。シャープなメタルフレームに程よくラフな丸いシェイプが、大人のこなれ感を後押し。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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