E-BIKEは自転車界のテスラです
電気自動車メーカーのテスラが牽引してきたEVスポーツカーのシーン。ついにフェラーリまでもが参入を発表し、スーパーカーもいよいよEV化が加速しそうな予感です。が、実は自転車界だって負けていません。「E-BIKE」という電動アシスト自転車（日本では法律上、24km/hまでのアシスト）が、今、欧州では空前の大ブームなんです。
電動アシスト自転車と言っても、サンバイザーの奥様たちが駆るいわゆるママチャリではありません。マウンテンバイクやロードバイクなどの、スポーツバイクタイプの話です。
ルックスは見ての通りのスマートさ。乗ればパワフルで、信号のストップ&ゴーや、急な上り坂で滝のように汗を書く心配もありません。そして何より、走りが楽しい。そもそもの設計がスポーツバイクだから、ちゃんとスポーティーな走りができるのです。
さらにスーツで乗っても違和感のないデザインともなれば、自転車通勤の最適解と言っても過言ではないE-BIKE。普通の自転車に比べるとややお高めですが、ぜひ値段ではなく、その走りでご判断ください。
GIANT／ESCAPE RX-E+
コスパの良さも折り紙付きです
28万円（税抜）／ジャイアント（ジャイアント）
世界最大の自転車メーカーとして君臨する台湾のジャイアント。クロスバイクを日本に普及させた「エスケープ」シリーズの系譜を継ぐE-BIKEです。長年のアップデートで生み出してきた、初心者でも扱いやすいフレーム設計が魅力。1回の充電で最長225km（ECOモード）の走行距離を実現しています。
TREK／Verve＋
通勤に便利な装備が充実した1台
23万1000円（税抜）／トレック（トレック・ジャパン）
自転車通勤も盛んなアメリカを代表するメーカー、トレックからは、まさにコミューターな1台をご紹介。なんと言っても前後フェンダーやキックスタンドなど充実のアクセサリーが標準装備されているのがポイント。さらに前後ライトは埋め込み式になっているなど、E-BIKEらしい仕掛けも。
YAMAHA／YPJ-ER
安定した制動力を発揮する油圧ディスクブレーキを採用
32万円（税抜）／YAMAHA（ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター）
E-BIKEにはドライブユニットと呼ばれるモーターが欠かせませんが、心臓部であるドライブユニットを国内外に供給するサプライヤーでもあるのがヤマハ発動機。「YPJ」シリーズは初代が2015年に発売され、以来、その性能を煮詰めてきました。ロードバイクタイプのこちらは、いわば通勤快速といったところです。
BESV／PSF1
「折りたたみ＋電動アシスト」で実現した万能バイク
24万5000円（税抜）／ベスビー（ベスビージャパン）
革新的なデザインと走りの良さからヨーロッパでも高く評価されている台湾発のベスビー。折りたたみタイプのこちらは、パーツをアップデートしたことで軽量化した最新モデルです。必要な時には折りたたみ、車や電車に積んで移動できるから、自転車通勤以外の多様なシーンでも活用できます。
リアフレームとフロントフォーク、ハンドルを折りたたむことでこんなにコンパクトに。メインのフレーム自体に折りたたみ機構がないから剛性が保たれ、しっかり走るんです。
ESCAPE RX-E+ 28万円／ジャイアント（ジャイアント）、Tシャツ1万5000円／エース（にしのや）、ジャケット5万9000円、パンツ2万9000円／ともにセオリー（リンク・セオリー・ジャパン）、スニーカー2万6000円／エコー（エコー・ジャパン）
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Ryo Ishii
【問い合わせ】
ジャイアント 044-738-2200
https://www.giant.co.jp
トレック・ジャパン 0798-74-9060
https://www.trekbikes.com
ヤマハ発動機 カスタマーコミュニケーションセンター 0120-090-819
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/
ベスビージャパン info@besv.jp
https://besv.jp/
エコー・ジャパン 0120-974-010
にしのや 03-6434-0983
リンク・セオリー・ジャパン 03-6865-0206
