春のノータイは、ただ引き算すれば良いわけじゃないんです
今月の「日本のビジネスマンを格好良くする100方法」では、ビジネススタイルを格上げする5つのテクニックをご紹介いたします。2つ目は、ネクタイ無しでも格好良く見せる【ノータイの着こなし方】です。
英国クラシックがトレンドを牽引する一方で、カジュアル化がますます加速するビジネススタイル。特に夏シーズンが近づくにつれて、よりコンフォートでライトな着こなしのビジネスマンが散見されます。
まぁ、日本の夏は高温多湿ですからね。もはやジャケットオフが浸透するのも、致し方なしといったところでしょう。しかし、問題は春。ジャケットを脱ぐにはまだ早い春は、せっかく快適なノータイを楽しもうにも、どうにも間の抜けた感じがしてしまいます。
そこで覚えたいのが、タイを締めずとも着姿が様になるテクニック。まず王道は、ジレや薄手のニットを挟むことで、ノータイによって出来る間を埋める方法。お次は、シャツそのものをノータイで様になるものにする方法。ジャケットを着用する場合は、ノータイだとシャツイチよりもむしろ気抜けた感じが目立ってしまうので、単に引き算するだけでなく一手を打ちたいものです。
◆テクニックその1「ジレを着る」
きちんと顔に見せる鉄板は、やっぱりジレです
ノータイによる間の抜けた感じを埋めるのに、最も効果的なのがジレ。ジレの良いところは、ノータイでもクラシックに見える点。カジュアルなチェックジャケットも、ジレが端然とした印象を与えてくれます。また、ジャケットを脱いでも様になる点も、大きな魅力です。
◆テクニックその2「ニットを着る」
印象が柔らかくなるのも魅力なニットIN
首元のスペースを埋めることで、ノータイの物足りなさを払拭することができるのがニット。野暮ったく見えないように、ハイゲージを選ぶのがポイントです。明るい色を選べば、クラシックなチェックのダブルジャケットでも、爽やかで軽さのあるコーデが作れます。
◆テクニックその3「台襟付きのポロシャツを着る」
台襟付きポロシャツで、スポーティかつエレガントに
ノータイでも美しくキマる襟型を選ぶのも良策。その代表例といえば、いうまでもなくワイドカラーでしょう。同襟型なら、スポーティな印象のポロシャツでも抜け感が効き過ぎません。とはいえ、ビジネスで着るなら台襟付きというさらなる一手も欲しいところです。
◆テクニックその4「開襟シャツを着る」
胸元を大胆に開放して、色気狙いもありです
こちらは、トレンドに敏感な上級者向けのテクニック。いっそ開襟シャツを合わせて、胸元を開放的に見せてしまうのもありです。70年代的なレトロ感漂うスタイルは、クラシックなダブルですがシアサッカー生地で軽快感のあるジャケットとなら、春夏シーズンにもぴったりです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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