1月のジュネーブのS.I.H.H.に続き、3月にバーゼルで開催されたBASELWORLDにも行ってきました。FORZA STYLEでBASELWORLDを取材するのは今回が初めて。その様子はS.I.H.H.と同様に、近々にビデオで公開いたします。で、まずは、ダイジェストでのご紹介を。各ブランドの新作のなかから特に選んだモデルをお見せいたします。
2015年にアレッサンドロ・ミケーレ氏がクリエイティブ・ディレクターに就任して依頼、グッチはその魅力をさらに爆発的に拡大。名だたるセレブたちがグッチのスーツやドレスを争って着るなど、世界中でメンズもレディスも、さらにキッズも売れに売れて、モード界で「ひとり勝ち」なぁんていわれたりしています。
そしてそんなミケーレ氏の優れたクリエイティビティは、ここ数年のバーゼルで発表されている新作時計にも、はっきりと感じることができます。
というのは、ここ数年のグッチの時計は、とにかく楽しいのですね。時計というと、とかく機械式ウンヌンなど、つまり中身が語られがち。まぁ、それが時計の醍醐味の大きなひとつなのも確かなのですが。
しかしミケーレ氏は、そういうことをわかったうえで、あえて機械式に拘泥しない。クォーツ式でサラリと楽しいデザインのモデルをつくるのです。
で、それが「時計は楽しいのがいちばん」という「真理」を改めて教えてくれるところが素晴らしい! そこがグッチの時計の大きな魅力なのです。
今年もそんな楽しく魅力的な新作が多数。ここでご紹介する「グリップ」はその筆頭で、時計好きなら思わずグッとくるんじゃないでしょうか。
また、今年はいつものブースとは別にグラスハウス=温室を模した展示スペースを設置。レトロでロマンチックな雰囲気が来場者に人気でした。
デジタル表示が特徴の、まったく新しいコレクション。上から「時」「分」「日付」を表示。扇状の窓や、そこから覗くディスクが回転することから、ヴィンテージウォッチファンに「鉄仮面」と呼ばれるデザインが、古くからの時計好きにはグッときます。
ラインナップは35mm径と38mm径の2サイズ。ステンレススティールケース&ブレスレットのモデルと、ステンレススティールをイエローゴールドPVD仕上げにしたケース&ブレスレットのモデルは、フェイスとブレスレットにグッチのシグネチャーである「インターロッキングG」を刻印。カーフストラップを合わせたモデルはフェイスがプレーンで、よりシックに着けこなせます。
クォーツ、SSケース&ブレスレット、ケース径35mm、3気圧防水。予価19万円(8月発売予定)
クォーツ、イエローゴールドPVDケース&ブレスレット、ケース径35mm、3気圧防水。予価22万円(8月発売予定)
クォーツ、SSケース、ケース径35mm、カーフストラップ、3気圧防水。予価17万5000円(8月発売予定)
クォーツ、イエローゴールドPVDケース、ケース径35mm、カーフストラップ、3気圧防水。予価19万円(8月発売予定)
【問い合わせ】
ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン
03-5766-2030
Text:Yutaka Fukuda