ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 赤峰流。

【赤峰流。】シャツはたたみジワを消すべし。その“追いアイロン”術を公開します!

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
こんにちは!

「赤峰流。」の今回は、アイロンがけ《シャツ編》です。
シャツも、トラウザーズと同じようにきちんとアイロンを当てます。

私の場合は、シャツをクリーニングに出していますが、クリーニングは糊なしで、糊を固くつけないことがポイントです。
すでにアイロンが当たっていても、私には折れジワ(たたみジワ)が非常に気になる。ですからクリーニングに出したシャツでも、私は折れジワをきちっと取ってから着ます。

ボタンを外して、ちゃんと広げてアイロンをかけることもありますが、赤峰流ではシャツをそのままアイロン台に平たく置いてかけていきます。

シャツにアイロンをかけるポイントは──
まず霧を吹いたら、左手でシャツを引っ張りながら、アイロンの先で「追い込み漁」のように、どんどん追い込んでいく。
アームホールの下も、着ればすぐシワになりますけど、私とすれば気になるので、アイロンをかけます。

次はスリーブ。スリーブもけっこうシワが寄っていますし、カフスもシワというほどではないですがちょっとクタクタっとしていたりします。とくに私の着るシャツは、カフスに接着芯という芯地を使っていないので、生地が浮いている。ですからシワが出てきやすいんですね。
あとは衿。ちょっとしたシワが気になることがあるものです。

すべてコツは、グーッと引っ張りながら、アイロンの先で追い込んで追い込んで、シワをのばしていくこと。霧の湿り感がなくなるまで、しっかりかけてください。

このように、毎朝トラウザーズにクリースを入れる、シャツのシワは取る、ヨーロッパではさらに、トランクスもポケットチーフも、自分で全部アイロンを当てて出かけるのが紳士です。

ハンカチーフやポケットチーフは、前の日にたたんだままではなく、霧を吹いて、まっすぐに引っ張りながらプレスする。きれいにフラットにしてから、改めてソフトに四角くたたみ直してください。

余談ですが、ポケットチーフといえば、船の旅の時代に、人を見送るとき「さようなら~」と手を振るときに使ったのがもともとの始まりだそうです。

詳しくは動画で!

 

Video:Shingo TAKEDA
report:kroP

YouTubeのチャンネル登録はこちらからどうぞ!

ドクトル赤峰に、サムライ紳士の装いを相談しよう!

「いま持っておきべきスーツは?」「ネクタイの結び方、押さえるべきは?」「スーツの靴下、長さや色はどうする?」……などなど、ドクトル赤峰への質問を受け付けています。 ドクトルも楽しみにしていますので、みなさんジャンジャンお寄せください!

ドクトル赤峰へのご質問は、こちらの電子私書箱まで→forzastyle.web@gmail.com

■赤峰幸生(あかみね・ゆきお)
ファッションディレクター、服飾文化研究家
主宰を務めるデザインカンパニー「Incontro(インコントロ)」は、イタリア語で「出会い」の意。大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワーク、店舗運営などのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマに自作ブランド「Akamine Royal Line」を立ち上げ、パーソナルなスタイリング・アドバイスと注文服を仕立てるサービスを開始。その服作りを通じて、質実のある真の男のダンディズムを追求する。国内外の伝統文化を研究し、日本のトラディショナルが分かるファッション界の生き字引として、和魂洋装を体現しながら世界を舞台に活躍。2014年に社屋を神奈川県川崎市の自然に囲まれた立地に移転。「めだか荘」と命名して、企画の創造と発信、体感の場として活用している。1944年生まれ、東京都目黒区碑文谷出身。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5