カジュアル化著しい今だからこそ、高級靴が必要なんです
昨今は、快適性を重視してスニーカーソールの紳士靴なんてものも見かけるようになりましたが、やはりオシャレは足元からという概念は、いまだ根強いものがあります。時計ではスマートウォッチ勢が幅を利かせていても、さすがにビジネススーツにスニーカーな足元は似合いませんからね。
ところが、その逆はありなんです。カジュアルなジャケパンでも、足元がきちんとした靴ならば、全体は端然とした雰囲気にまとまってくれます。つまり、高級靴を1足持っておくことは、カジュアル化が顕著な今だからこそ、有用とも言えるんです。
今回ご紹介するのは、高級紳士靴における王道中の王道ブランド4傑。お値段もそれなりではありますが、できれば3足購入して履き回すのがオススメです。初期投資はかかりますが、その方が結果として長く履けるからです。
まぁ、どれも歴史あるブランドであり、またそのラストやデザインも普遍性を備えている、いわゆる一生モノですしね。新年度の始まりも目前ということで、ここはひとつ、覚悟を決めちゃいましょう!
John Lobb ジョンロブ
紳士たるもの、1足は所有しておきたいものです
紳士靴における老舗揃いの英国にあって、屈指の存在として認められるジョンロブ。1863年に英国王室御用達に任命された歴史が、その格式高さを示しています。同ブランドの1足は、英国の伝統を踏襲しながらも、エレガンスを感じさせる点。ダブルモンクの定番フィリップ2は、まさになモデルです。
落ち着いた印象のライトグレースーツに、トーンonトーンでまとめたコート&Vゾーン。クラシックとモダンが両立するその姿に、端正にして色気がにじむジョンロブのダブルモンクがよく似合います。
Santoni サントーニ
美しさを求めるなら、イタリアン紳士靴が正義
1975年にイタリア・マルケ州で誕生。ブレイク製法を中心に、様々な製法を駆使する高い技術力とともに、イタリアらしいモダンで色気のあるデザインやカラーを提案しています。こちらのストレートチップにおいても、クラシカルさとともに、つま先へと流れるようなフォルムが艶っぽさをアピールします。
EDWARD GREEN エドワード グリーン
間違いのない1足を選ぶなら、ここです
1890年に、イギリスのノーザンプトンで誕生した、言わずと知れた高級紳士靴における権威。靴作りの聖地生まれらしい、高い技術と手間をかけた作り、そして英国紳士靴における正統派を継承したデザインは、まさに一生モノです。こちらは、2018年秋冬に登場したクラップハム。ハンドソーンステッチングが、実に美しいです。
CROCKETT & JONES クロケット&ジョーンズ
正統派にして今どき、リアルに重宝するのはここ
創業は1879年のイギリス・ノーザンプトン。世界で最も多くの木型を所有するといわれている同ブランドは、高品質な靴作りにおける評価はもちろん、一流ブランドのOEMやセレクトショップの別注を積極的に引き受けることで、トレンドへの即応力を身につけているのも見どころです。写真は、十八番のパーフォレーションが魅力のコベントリー。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010
www.johnlobb.com
リエート 03-5413-5333
https://www.santonishoes.com/jp/
エドワードグリーン銀座店 03-3573-6055
http://www.edwardgreen.jp/
グリフィンインターナショナル 03-5754-3561
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エストネーション 0120-503-971
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