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FASHION こじラグ

使わないのに欲しくなる!? エルメスのネックレスの魅力って

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自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

全然使わないんですが、なんだか欲しくなる不思議なアイテム

さて、2019年のスタートとなる122回めは、もちろん「エルメス(Hermès)」。さまざまなタイプのネックレスです。

え〜っと、基本的にネックレスはしません。かつてはgoro'sのフェザーに、レナード カムフォート(Leonard Kamhout)のピアスだったベルを付けたネックレスとか、クロムハーツ、マルタン・マルジェラのシャンパンコルクのネックレスを付けていた時期もありました。若気の至り。

でも、お守り以外で首からモノを提げるのは不要かなって思って、着けるのを止めてたんです。そんなときにマルタン・マルジェラがエルメスのデザイナーに就任して、ケリーバッグに付いていたカデナを大きくしてネックレスにしたクロシェットを発表。一瞬で惹かれ、すぐに清水ダイブしちゃいました。

カギを付けるというよりは、お守り的なチャームを付けて しばらくは首からぶらさげてましたね。せっかくのアクセサリーなのに、クロシェットの中に隠れてしまっている感じが天邪鬼的には心地好かったので。

だいぶ使い込んだので、紐の部分は結構汚れていますが、その感じもカッコ良くて、今は首からは提げませんが、このバッグの持ち手にカデナ的に付けています。

同様に清水ダイブしたのが、香水ボトルのネックレス。これはボトルがシルバー925で、購入時はピッカピカだったんですが、使い込んで味が出てきたらベトナムジッポみたいでカッコ良いかなって。

なので、蹴飛ばして床を滑らせたり、わざと雑に扱って傷つけたり。結構いい感じに育ったんですが、中に香水を入れることはなく、首から提げることも ほとんどしないまま…。

で、犬笛「シフレ」。別に犬も飼ってなかったですし、ネックレスとして使うこともないだろうと思ってたんですが、気づいたら清水ダイブしてました(笑)。

この頃は、エルメスがリリースする面白いアイテムっていうのに興味があって、後にガムケースを買ってみたり。これがまた、合コン的なステージでツカミを得るには有効で、結構お世話になった気がします。

中でも この犬笛は、「えっ、なんで笛ぶら下げてんの?」「いや、スムーズに店員さん呼ぶために」的な感じで結構ウケまして。ある日どこかに仕舞い失くしたので、もう一個清水ダイブしてみたら、すぐに見つかって…、2個もあるという無駄遣い(笑)。

これも似たような理由で清水ダイブした気がしますが、あんまり覚えてません…。かつて似たような作りでセリエのメダルが打ち込まれたウッドのリングがありまして、なんだかエルメスがウッドを使ったアクセサリーをリリースしてるっていうのが面白くて。しかもスネークチェーンだし。ネタ様に買ってるはずなんですが、これを着けた記憶はまったくないので、これも無駄遣い(笑)。

最初に書いた様に ネックレスをすることはないんですが、今でもエルメスのお店に足を運んだ際に面白いネックレスを見かけると なんだか惹かれている自分がいます。さすがに清水ダイブすることはなくなりましたが、再燃する可能性がなきにしもあらず。

今後もきっと着けることはないんでしょうが、モノとしての魅力があるので手放すこともないような。クロシェットのように他に使い道が見つかればイイんですが……、完全にインテリア扱い。

年末の大掃除の際に この辺のモノを ぢっと見る。ぢっと見る。2019年は少し買い物を控えようと抱負を抱いてみたものの、年が明けてみると銀座界隈をブラついてたり…。

この連載が少しでも長く続けられるように 2019年も散財街道を突き進みましょうかね。

Photo:Naoto Otsubo
Text:Ryutaro Yanaka



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