第279回「二人で素敵!」を意識したダブルスーツコーデ
「今年こそは、ダブルスーツに挑戦したい!」と意気込んでいるダンナに1着目におすすめするのが、ネイビーの無地。シングル同様に汎用性が高く、上品で若々しい印象があるので老け込んで見える心配がありません。そこで気になるのは、「どうやって着こなすのが一番スマートで大人に見えるのか」という問題。今回は、ネイビーのダブルスーツを時短でスマートに着こなすコーデテクニックをデヴィッド・ベッカムから学びたいと思います。
光沢のある上品な素材と包み釦でエレガントな印象のダブルスーツを纏ったデヴィッド・ベッカム。肝心のコーディネートは、白シャツをノータイで着こなすだけという至ってシンプルなもの。スーツを主役にする場合は、あれこれと足し算するよりもこの方法が一番スマートで失敗しません。
あとは、T.P.P.Oに合わせたポケットチーフの入れ方次第。ご覧のようにパフドスタイルにすることで、スーツの堅苦しさを和らげ華やかさをアップさせています。簡単なテクニックなんですが、これを計算してやるのが技術のうち。チーフの入れ方ひとつで、ダブルスーツのこなれ感を演出できるという素晴らしいお手本ですね。
二人並んでみると、隣にいるヴィクトリア・ベッカムのブラックドレスも一段と美しく見えませんか?「二人で素敵!」を何よりも意識しているからこそ、エレガントかつ、シンプルな引き算コーデにこだわるのだと思います。デヴィッド・ベッカムのように、スマートなダブルスーツの着こなしを見習いたいですね。
Text:Satoshi Nakamoto
デヴィッド・ベッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ
モヘア混 6B スーツ 19万2240円(税込)/デ・ペトリロ
モヘアが30%弱ブレンドされたこちらの生地は、深いネイビーの色合いと微光沢感が特徴。正統的なダブルブレストスーツなので、ある程度フォーマルなシーンでも十分に着られる1着です。
ブロード レギュラーカラーシャツ 2万5920円(税込)/マリア・サンタンジェロ
1枚で着ても透けづらい生地感をセレクトしました。滑らかでサラサラとした肌触りは実に快適。ぜひ素肌でその着心地を体感くださいませ。
襟型は襟腰の高さ、襟の大きさや角度のバランスが良いレギュラーカラーの"MATTEO(マッテオ)"。タイスペースが狭く、シャープなルックス。ステッチ幅は3ミリです。襟とカフスの芯地はソフト芯。加えて、レギュラーカラーでは珍しいカラーステイ無し仕様なので、柔らかな表情を楽しめます。
リネンハンカチーフ 3240円(税込)/ムンガイ
本当に限られた人々の間でのみ知られていたMungaiのFazzolettini Artigianale(手づくりのハンカチ)は、最上級リネンを使用し、機能(吸水性)も兼ね備えたものです。B.R.SHOPでも定番の人気を誇るこちらの無地チーフは、上質なリネン特有のハリがあり、胸に挿した瞬間に違いが分かる1枚。ホワイトに加えて、ブラックもご用意しました。
ストレートチップシューズ / 内羽根 2万9160円(税込)/バーウィック
内羽根ストレートチップは男性なら一足は持っておきたい定番のモデル。Berwickのフォルムは、スペインのモノ造りの良さが詰まった硬派な英国紳士靴に仕上がっております。特に今季のラストはややスクエア気味なトゥになっており、より今季のトレンドの英国調を反映したシルエットに仕上がっています。