WATCH ― ビジネスウォッチの世界基準

ビジネスウォッチの世界基準

エレガンスの香るレクタンギュラー、スクエア、トノウ

2018.11.17 2018.11.17
2018.11.17

腕時計の起源が宿るデザイン

時計の多くがラウンドケース(丸型)なのは、時計の針の動きが円運動であるため。
つまりラウンドケースは、理に適った、必然のかたちであるわけです。

対して、そうではない、レクタンギュラー(角型)やスクエア(正方形)トノウ(樽型)といったケースは、必然性のない、意図的なデザインのもの。要するに「デザインコンシャス」なものなのです。

よって、レクタンギュラーやスクエアやトノウを選ぶのは、とてもお洒落な行為となる。実際、ラウンドのようにシンプルではないレクタンギュラーやスクエアやトノウはどこか優雅な雰囲気があり、腕元をドレッシーに際立たせてくれる。しかも大多数を占めるラウンドではない少数派を選ぶことは、素晴らしい個性表現にもなります。

そして、もうひとつ。重要なのは、腕時計はそもそもはレクタンギュラーやスクエアやトノウが主流であった、という事実です。

というのは、ご存じのように、腕時計は懐中時計から進化したもの。そのため黎明期の腕時計は懐中時計の丸いケースにベルトを通すための金具を付けただけの、木訥としたものばかりでした。

それを「腕に着ける」という機能を果たすため、ベルト用の突起=ラグを設けるなど、より美しく新しくデザインしたのがレクタンギュラーやスクエアやトノウ。つまりレクタンギュラーやスクエアやトノウは、懐中時計から決別した最初期の「腕時計のかたち」であったのです。

で、そんな「時計通好み」の物語を胸に秘めつつ、レクタンギュラーやスクエアやトノウを洒脱に優雅に個性的に着けこなしてしまう、というのがここでのおすすめ。

そうすれば、きっと世界中のどこでも一目置かれるはず。すなわち、グローバルスタンダードのビジネスウォッチに最高なのです。

 

CARTIER

初めて「腕時計のかたち」を体現した歴史的名作

サントス ドゥ カルティエ ウォッチ LM


Eric Sauvage © Cartier自動巻き、18KYG×SSケース&ブレスレット(レザーストラップ付属)、ケースサイズ39.8×47.5mm、10気圧防水。112万円(カルティエ カスタマー サービスセンター)

サントス」は腕時計の黎明期である1904年に誕生した歴史的名作。最大の特徴はデザインです。

当時の腕時計は懐中時計の丸いケースにベルトを通す金具を付けただけの木訥としたものがほとんど。しかしサントスは正方形のケースの四隅から流れるようなラグをつくりベルトを付けた。それは「腕に着ける」という腕時計の機能を初めて完全に体現した「腕時計のかたち」であったのです。

これは2018年に発表された新コレクションのひとつで、オリジナルと同じYG×SSのコンビに茶のカーフストラップというのが魅力。ブレスレットも付属し、ワンタッチでベルト交換可能の「クィックスイッチ」や、工具なしでブレスレットのコマを増減できる「スマートリンク」の新搭載も大きな長所です。

【問い合わせ】
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-301-757

 

JAEGER - LECOULTRE

アール・デコの影響で生まれた角型ケースが美しい

レベルソ・クラシック・ミディアム・デュオ・スモールセコンド


手巻き、SSケース、ケースサイズ42.9×25.5mm、カーフストラップ、3気圧防水。93万円(ジャガー・ルクルト)

レベルソ」もまた腕時計の草創期の1931年に誕生した歴史的名作。端正な角型ケースは当時全盛であったアール・デコの影響のもので、縦横を黄金比とする美しいプロポーションも魅力です。

そして最大の特徴が、独特のケースの反転機構。ポロ競技で使用できるよう当時の脆弱なミネラルガラス風防を保護するためにケースを裏向きにできるように考案されたものです。

また、さらに素晴らしいのが、風防が強固なサファイアクリスタルに進化すると裏面にもダイヤルを備えたモデルを登場させたこと。

1つのムーブメントで両面に時間を表示する、マニュファクチュール=ジャガー・ルクルトの真骨頂です。これは2つの時間帯が表示可能のトラベルタイム。裏面に24時間表示を装備した実用性の高さも注目点です。

【問い合わせ】
ジャガー・ルクルト
0120-79-1833

 

FRANCK MULLER

間違いなく時計の歴史に残る、新しいケースデザイン

トノウ カーベックス


自動巻き、18KPGケース、ケースサイズ45×32mm、クロコダイルストラップ、日常生活防水。205万円(フランク ミュラー ウォッチランド東京)

トノウ カーベックス」のケースデザインは、まだ当時は独立時計師であったフランク・ミュラー氏が、1986年にワンオフで制作したものがオリジナル。その後、1992年にブランドが創業されると、世界中の時計ファンに注目されるなど大人気となり、ブランドのアイコンになりました。

トノウ カーベックスはフランク・ミュラー氏自身が「球体から切り出したよう」と表現するように、どこにも直線や平面のない、すべてが曲線と曲面で構成されているのが特徴。サファイアクリスタルの風防も3次元フォルムにされています。

そしてそのため通常のトノウとは違う独特のエレガンスやラグジュアリー感があるのがならではの魅力。歴史はまだ30余年と古くはないですが、間違いのなく時計の歴史に残る名デザインなのです。

【問い合わせ】
フランク ミュラー ウォッチランド東京
03-3549-1949

Text:Yutaka Fukuda

Author profile

福田 豊
福田 豊
Fukuda Yutaka

ライター、編集者。1959年東京生まれ。もともとは建築家であったが、ひょんなことから,出版界に移籍。

『エスクァイア日本版』広告営業、編集部の後、いまの稼業へ。『LEON』『MADURO』『ENGINE』『GQ』などの雑誌やwebで、ライフスタイル全般について執筆。Rockと猫が好き。
趣味は「除湿」と「靴磨き」。Instagram:fukuda1959でRock Tシャツの紹介などしてます。ブログ「今日も明日もロックンロール!」を執筆。

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